『1ヵ月書くチャレンジ』day30| 書き手側で本を読み、文章に苦しむようになった
半年かけた(!)書籍『書く習慣』の巻末付録「書く習慣 1ヶ月チャレンジ」もとうとう最終課題。day30のお題は「30日間書いてみて、気づいたこと」。
気づいたことは、読書しているときに「こんな文章で書けたないいな」とか文章への憧れが生まれたことだ。今まで読書をしていても内容やストーリーが「面白い」ことが好きな本への定義だった。
noteを始めてみるといくらお題があっても全然文章が思いつかなかったり、結局何が言いたいのかわからなくなったりすることが度々あった。そんな中読んだ本のいくつかはもちろん面白かったり、自分にすとんと落とし込むものだったり沢山出会いはあったのだけれど
「こんな文章書けるなんてすごいな」
「この物語、書くのはエネルギーが相当必要そうだな」
「さささっと書いているように見えるけど、本当は1文字1文字苦労してるのかな」とか書き手のことを考えるようになった。
下の2冊は特に書き手を身近に感じることができ、私の憧れ本になっている。
まるで目の前にいる昔一緒に働いていたお姉さんががコーヒーでも片手に持ちながら自分のお土産話を披露してくれるかのような親近感。会わない間なにしてたんですか?の問いに知ってた?知ってた?とまるで知らなかった遠い国への距離を一気に縮めてくれる。フィンランドに行きたくなったのではない、住みたくなってしまう1冊だった。
いわずもがな、名エッセイストの人だけれど、私にはいつまでたっても「大人になったちびまる子ちゃん」と知っている子が大人になったような、でも自分よりとても年上の人で…と不思議な感覚が作品を読むたび芽生えてくる。この1冊は作者の小さいころの思い出をつづっていているけれど漫画を読んでいる気になってくる。挿絵は少ししかないのに、文章を読んでいるだけなのに頭の中は漫画で再現されている。それほど「ちびまる子ちゃん」が自分の中に落とし込まれているのだなぁと再認識する。
文章を書くのは難しかった。それでも誰かが私の文章に意味づけをしてくれることがあるのだろうか。
もうひとつ気づいたことは、これはチャレンジをしている最中から気づいていたけれど、書くことはやめない。
下手なりに書くことを習慣づけることは出来た。今度は文章の勉強もしていきたい。読み手に意味づけされるような文章を書く。書くことで自分の思考整理に繋がることも出来たら上々。
『書く習慣』の著者、いしかわゆきさん。楽しい課題をありがとうございました。時間がとてもかかってしまったけれど、書く習慣と、書き手側への敬意と憧れが生まれました。
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