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何週間も変わらない薄暗い雲から、薄暗い雪が降ってきた。 何日歩いても同じ鼠色と同じ高さの…
あんなに辛くて苦しかったはずなのに、思い出そうとしても言葉の表面をなぞるだけで、思い出せ…
“襲ってきた”ときの毎分毎秒が、 俺が吐き出した幾千幾万の文字が、 君にとってのふと1秒で…
いかないで いってもいいよ もう時間だ 会ったばかりなのにね さよならもしないまま いつか…
五月、初夏、風の匂いと君の青い色を 君の横顔に見た 長い髪がそよいだ 君がいつかいなくな…
いるもいないも同じさ、僕は のらりくらりの常日頃 隠されてきたジョーカーのように この喉に…
あぁ、耐えられない。名作を観るにも脳が耐えられなくて笑う他に今は無い。酒が必要だ。耐えられない。ものを観るにも、頭が必要だ。俺は頭が貧しい。無限のパワーなんて存在しない。俺にあるのは弱りきったこの頭だけだ。ひとつずつ、愛を込めて神様は俺の頭を、わからなくさせていく。 俺は衰えた。これからどうなるのだろう。 呆けた白痴の将来。
ガチャン、ガチャン、ガチャン、つけたテレビの音しか見えない。 「壊されて、侵されて、素知…
俺は何度も愛してといって抱きしめられて好きだと言って、好きだと、ずっといっしょだって、愛…
罪の深い朝、部屋の電気からカーテンの光に変える時 ブランデーとマグ、加えてポカリスエット…
たまに、それは落ちている。 赤、 黄色、 青、 回路に、正しい…