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ADHD子育て、どう付き合うか?

ADHDこれについて勉強し始めたきっかけは、子育てでした。ADHDの勉強をすればするほど、私自身が小さい頃、ADHDに似た症状を持っていた事に気付かされました。とにかく忘れ物が多かったり、おしゃべりが止まらなかったり、整理整頓が苦手だったり。

自分の子供がADHDかもしれないなんて認めたくは、ありませんでした。しかし、あまりにも言われたことができない事に、そうに違いないという思いがありました。

その事に向き合う時間は、自分と向き合う時間でもあり、重く辛い時間でした。息子が小学生4年になった時、担任の先生に一度病院に検査に行って欲しいと言われました。

担任の女性教師は、息子が仲良くしていた子と喧嘩になった時、その友達を追いかけ回したことを注意した際、パニック状態になってトイレに逃げ込むということがあり、日頃から大きな音に敏感に反応するところなどが疑わしいと思ったようで、今回早めにわかったほうがいいと提案されました。

私は、それを聞いてとても、ショックを受けましたし、疎外感を感じました。

先生からも優しさは、感じられず、彼が言うことを聞かないのは、私のせいじゃないと証明したいのではないかとさえ思ってしまいました。私は、それを誰にも相談することができずに1人でかかえこんでいました。

子供になんて説明しようか?迷ったあげく、ひとつ、ひとつ丁寧に誠実に説明して病院でみてもらうことにより、今よりもっと生きやすい環境にするためだということを伝えました。

いざ、行く事になったが次の難問がありました。病院も専門医が少ないため、3ヶ月先が当たり前だったのです。キャンセルが出た場所に滑り込みましたが、1ヶ月待ちました。

大学病院の先生は、穏やかで優しい人でした。息子とゆっくり会話をしていました。アンケートや日頃の生活、考えていることや、友達との関係を丁寧に聞いていました。

結論は、ADHDは、認められない でした。

ただ、その後にこう、加えました。ADHDは、知識が増えることで症状が和らぎ判断が迷うグレーゾーンまでカバーできるそうです。分かりませんが、もし、幼稚園くらいの時に受診していたらADHDという判断になっていたかもしれません。そういうこともあり得るということでした。

担任の先生に大学病院での検査結果を伝えると、つまり「ADHDではないということでした」と伝えると、とても驚いてそんなはずはないという顔して言葉を失っていました。

その担任の先生は息子のことが心配ではなく、自分の教師経験での判断の正しさに興味があるのだなと感じました。

子供とのコミニュケーションをしっかり取れる先生になかなか巡り合えないと感じていますが、小学生の場合、先生の影響力はとても大きいですのでいい関係作りは、大切なことです。

子育てで悩んでいるお母さんがいらっしゃると思います。私もいろいろな事がありながら、いつも思うことは、『この子を信じる。きっとうまくいく。』このことだけを信じて歩いてきたように思います。現在、息子ととても良い関係を築けたからこそ思います。

いろいろな情報があふれているので悪い事例やニュースで心痛めることもあるでしょう。しかし、不安やあせりの感情は、良いものを作り出しません。まずは、お母さんがお母さん自身を責めるのではなく、自分を愛し、大切に思うことがとても大切です。それができるようになると子供が変わってきます。

次回は、具体的にどうしたら自分を愛せるかについてお話ししたいと思います。

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