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あなたが変われば子供も変わる

私は、現在、毎日楽しんで生きていますが、何度かとても、精神的に悪い状態になったことがあります。どうして、そうなってしまったのかも、どうしたら、そこから抜け出せるのかも、その時は理解することすらできませんでした。自分自身をコントロールすることができずに毎日生きるだけで必死でした。

一つ理由として挙げられたのは、子育ての悩みからでした。子供が小学校で上手く集団生活ができず、学校から電話がかかってくることが多く精神的に参っていました。

そんなある日、たまたま、見かけたチラシに心奪われました。brain upという考え方でした。

勉強とスポーツとマインドとコミュニケーションといった能力がバランス良く鍛えられていないとそこから水が漏れ出す桶のような絵が描かれてありました。

脳への教育が勉強だけではなく、脳が欲している好奇心を満たしてあげることで考える力を養うことの大切さをうたっていました。

迷わず門を叩きました。

子供の脳の発達をお手伝いする、そんな習い事なのですが子供達は、感じたことや思ったことを書き出していく作業をしたり、運動をしたり、ゲームをしたりします。

とにかく、子供達は、そこが大好きでした。1番素敵だと感じたところは、子供達の習い事のはずなのに大人である私にも呼吸法やヨガなどの講習があり、その上、宿題がありました。

その宿題というのは、毎日、朝と夜寝る前に、自分自身で「nagu 愛してる」と10回づつ言って自分を自分で抱きしめろというものでした。宗教じみていて嫌だなと思いながらも続けました。

ところがこれをすると体の中からジンワリ温まり、安心感で満たされました。このように自分自身を愛することができるようになってから心に余裕ができるようになってきました。

本来、自分自身の中にあるものだけれど、外から意図的に与える事でも脳が騙され同じ効果をもたらすのです。

これは、すごい事です。そんな形でも自分を愛する気持ちが湧くと自信につながり、与える気持ちが湧いてくるのです。

もう一つの宿題は、毎日子供達を褒めた事を日記に書き出します。具体的に何と言って褒めたかを毎日書くのです。

これは、書いていくうちに自分がいかに子供達の事を見ていなかったかを痛感させられます。そして、日に日に褒めた回数や具体的な内容が変わっていくのに気づきます。

最初の頃は、5回書くのがやっとでしたが、だんだん増えて20回、30回と増えていきます。そうすると子供達が見る見る変わっていきました。

子供達を変えるのではなく、まず親が変わらなければいけないのだと教えられました。

私は、問題がある我が子を変えようとしていたのです。

問題があるのは、子供ではなく私自身、もっと言えば、問題なんか最初からないのです。ただ子育てをする時に、成長のために、たくさんの栄養が必要ですが、脳にもたくさんの栄養が必要で、その栄養が「褒められる」事なのです。

たくさんの栄養を貰って伸び伸び育つように心を子供に向けてあげること。そこに気づければ必ずいい子に育ちます。

子供たちは、とても敏感に大人の事を感じています。あなたが子供に正しく愛情を注げば、必ず子供は、あなたの愛情を受け取り大きく豊かに成長します。

焦らず、急がす、子供達と一緒に成長して行けばいいのです!

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