吸収はコブをスムーズに滑るためには必須です。 うまくいかないと、2~3コブで破綻してしまったり、スピードコントロールができず暴走してしまいます。 体を痛めないためにもとても重要テクニックなので、自分なりの方法を説明したいと思います。 踵をお尻に引き付ける吸収とは?「踵をお尻に引きつける吸収」と聞いたことがある人は多いと思います。 実際に僕のレッスンに参加された方もインストラクターに何度か言われた経験がありましたが すっきり解釈できなかったようで、イラストを描いて質問されまし
「フラットバーンではうまく滑れるのに、コブではポジションが崩れます」 そんなポジションについて質問を受けます。今回はレッスンでいただいたポジションに関する質問を回答形式で答えていきたいと思います。 Q1.コブの中では前加重? 【回答1】コブがないフラットバーンを想定して、それに対して垂直に加重できるポジションがベストです。 フラットバーンに対して重心が後ろになっているならば前加重にしたほうがいいです。 しかし上半身が潰れて衝撃を受けているならば、少し後ろのほうがいいかもし
後傾にならないように「スネでブーツのタングを押すって」聞いたことがあると思います。しかしスネで押しても後傾してしまう話を聞きます。今回はレッスンでいただいた質問をもとに、僕の考えを回答します。 なぜタングを押しても後傾してしまうのか?スネでブーツのタングを押した時に、つま先で踏ん張ったりカカトが浮いてしまう感覚がある人は後傾になります。 なぜなら、つま先に重心が移ることで前加重になりますが、その状態では前のめりになってしまいます。そのためお尻を落としたり、骨盤を後傾させて重
こんにちは。奥村尚之です。 モーグルの元全日本ナショナルチームに所属していたことがあり、その後ケガによりフリースキーに転向しました。コブや不整地、そして非圧雪を得意としています。 27歳のときに潰瘍性大腸炎を患い、それを転機に鍼灸師の資格を取得して、いまは名古屋で りんご治療院 を営んでおります。 選手時代は怪我に苦しんだ時があるので、カラダの構造に基づいて 怪我を予防するトレーニングや、スキーの使い方などを わかりやすく発信していきたいと思います。 今回はそんな原点に
コブを滑りたい人は、モーグルのような直線的なライン取りに憧れる人は多いのではないでしょうか? でも実際に直線的に滑ると暴走してしまい「どうしてあんなにコブを直線的に滑れるの?」と思っている人も多いと思います。そこで今回は、直線的な滑りでスピードをコントロールする方法を説明したいと思います。 基礎スキーとモーグルのライン取りの違い (コブのライン) 基礎スキーでは、黄色ラインのようにコブの一番低いところを繋ぐように滑っていると思います。 コブの溝の出口でターンを切り替える意
こんにちは、パウダーや非圧雪が大好きな名古屋りんご治療院院長 奥村です。 パウダーや非圧雪の魅力は雲の上で遊ぶような浮遊感です。 さらに地形を使ってジャンプしたりスプレーをあげたり、見ていても爽快です。 そして、だんだんパウダー中毒になっていきます(笑) その快感を味わうためにはスピードが必要ですが、速く滑るための質問を受けることがありますので、自分なりの滑り方を説明したいと思います。 減速できなければ速く滑れないもし自転車のブレーキが壊れていたらスピードを出せないと思い
スキーでひざが痛い人あるある。 「正座すると膝爆発しそう!!」… あると思います。 膝を痛めて何年か経っても気になる方は多いのではないでしょうか。 僕もスキーで痛めた膝が、次のシーズンに影響があったことがあります。 映像は、僕が左膝前十字靭帯を切った時です。(2番目が僕です) 「キレてないっすよ」って言ってほしかった(笑) 同時に右膝の半月板の損傷と、軽いムチウチもあったので初の車イス生活でした。 その後、靭帯の再建手術を受けました。 靭帯を切るほどの膝の怪我をすると