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デジタルブック「AN ELOQUENT COLOR」販売を開始しました

どうも、高橋直哉です。
主に東京近郊でストリートスナップと都市風景を撮っている者です。

数ヶ月前からぼやぼやとイメージだけしていた、デジタルブックの販売をようやく開始しました。

色々と想定外のこともあったものの、何とか形になって良かったです、というのが今のところ。色々と綴ってはいるのですが、まぁまず一回は以下の商品ページをご覧になって頂けたらと思います。

見開き構成のPDFで60枚の写真が入ってます。

制作の背景

・もっと手軽にお手元へ
商品ページの概要にもある通り、このブックは2019年夏に東京カメラ部写真展で参考展示していたブックをデジタル版として販売しています。ありがたいことに、現場でブックを見ていただいた方の一部から「販売はしていないのか?」という声をいくつも頂いていたのですが、いわゆる一般的な写真集作成サービスを使って個人的に作成したものなので、書店などに見られる写真集と比較するとどうしても販売単価が高くなってしまい、その場ではお茶を濁すような返答をしていました。
それでも「どうにか欲しい」と仰って頂く方も中には居て、嬉しい気持ちが半分、心苦しい気持ち半分で購入して頂いたのですが、2020年になってからもチラホラそういった声が出てくることをきっかけに、しばらく前から「もっと手軽に・広く見てもらう手段は無いか」という思いが出てきました。

また、きっかけという意味では昨今のウィルスによる影響が無いわけではなかったと言えます。人と人がリアルに接することを制限され、時には街に出ることすら制限される中で、デジタルを介して写真をする形を模索していく所に副次的に生まれてきたような気もします。

・デジタル版という形式
事前に調査したところ「ブックは紙でリアルに見たい」という意見は想定の通り大多数であって、当初自分としてもZINEとして紙媒体で販売することも頭をよぎったのですが「自宅で梱包して、人から人の手に渡っていくこと」への懸念も無くは無い状況の中、2020年現在としてはデジタル版として販売するのが良いのかなと判断し現在に至ります。
あと、イベント等のオンライン需要も浸透しつつあるという点と、自分としてもまずはデジタルでトライしてみたかったという側面があったのも正直なところです。


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「AN ELOQUENT COLOR」について

写真をまとめることや、タイトルをつけることはそれなりに悩みが生じるもの。このタイトルは「ロンドンで行われたある企画展の記事」からヒントを得ています。
記事では、企画展に参加していたあるモノクロスナップの巨匠と、カラー写真のパイオニア達を対決でもするかのように対比として取り上げていて、色んな捉え方があるとは思うのだけれど記事では「色は私達の世界を反映するが、時に過剰で騒々しく、モノクロは寡黙で見る人の内面に共鳴する」というような紹介をしていました。
その紹介内容はさておき、2018年から2019年の自分の写真を改めて並べて見た時に、着眼点そのものも重要ではあるけれど、光や色が表現できる事の喜びもそこには存在していて「色の豊かさ」は切り離せないなと。決してコンセプチュアルなシリーズとも違うし、これは約1年間で光と色に反応しながら撮り集めた「雄弁であり鮮やかな色彩の記録集」として、このタイトルを付けています(一部モノクロ写真も入ってるけど「一色」って解釈で)
以前に購入してくれた方が、流石にここまでの意図を察知は出来てないと思うんですが、ブックの「色」について感想をくれたことがあって、それはとても嬉しかったです。

今後について

2020年は社会全体はもちろんストリートフォトとしても厳しい年であったのは言うまでもなく、思うように撮れてない印象はあるんですが、ブックはある程度のスパンで制作したいという気持ちもあるので、状況を見てどんなものが良いかは検討しつつも2021年にまた作れたら良いなと。


ということで今回はブックにまつわることをつらつらと綴ってみました。
あとは、できるだけ多くの方々の手元に広がってくれるのを願うばかりです。感想なども頂ければ次回へのモチベーションに繋がりますので、DM等でお待ちしております。

今日はこんなところで。
ではでは。

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