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秋の徒然

部屋でダラダラ画面を眺める、のではない種類のひとりの時間は大事だ。
長風呂したり散歩したり、ひとりで居酒屋に行ったりするのは、季節に一度くらい思いきりすると調子が良い。
今日はそれを全てやっている。
風呂に湯を張りスピーカーを持ち込み1時間強。
夜の散歩に出て、どこに行くでもなく近所をぐるぐる。
やがて、誰かいないかなあなんて思い始める。
酒を飲みたくなってくるし、串焼きなんかを食べたくなってくる。
腹が減るのとさみしくなることは少し似ていて、適度に満たしてやらないと死んでしまう。
満たしすぎるとそれはそれで良くなかったりもする。

というわけで近所のもつ焼き屋のカウンターで、串焼きと瓶ビールを携えてこれを書いている。
うーん、良い感じ。

しかしこの夜はいい気候だ。
気候オブザイヤー、気候審査委員会、などと数年前からしばしばのたもうているけれど、気候を感じるのがとても好きで。
秋は特に気候が良いから、毎日のようにボソッと呟いてしまう。「気候がいいねえ〜。」
しかし毎年、次の季節が来るたびに、予報の気温を見るたびに、これってどんくらいだっけ?と、迷う。
だからこの頃は、気温に対しての感覚を持ちたいなと思って、記憶するようにしている。
Tシャツ一枚で一番気持ちいいのは24°、20°下回ると半袖一枚じゃ寒い。
そして今日、パーカーで一番気持ちいいのが14°だ。
覚えておこう。

気候と同じように好きなのが、地図を見ることだ。
今地図上でどの辺にいるのか、常に気になる。
初めて行く土地ではもちろん、タクシーなんかで知らない道を通る時、明るくないエリアが話題に出た時。
地図のアプリを開いて、なるほどねえ〜、となるのが、楽しい。

そして酒で一番気持ちいいのは、瓶ビールを小さいコップで1時間くらいかけて飲むことだ。

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