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「さんたさん、これからどうやって生きていくつもり?」@3歳児からのメッセージ


ある日の夕方。
園庭で3歳の女の子とのんびり会話をしていた。

心の話。
僕の在り方をどう思うか、とか。
いろんなことを教えてもらっていた。

そんなとき、
ふとその子がこう言った。


「さんたさん、
 これからどうやって
 生きていくつもり?」


えっ!?
はいーっ!?!?

言葉が詰まった。
ど、どういうことだろう。
とっさに出た答えはこうだ。

ひ「えっと・・・
  で、できるだけ怒らないで
  生きていけるようにします」


当時、いろんな出来事があり、
自分の中で怒りや悲しみ、切なさが
暴れまくっていた。

正直辛かった。
そういうのもあって、
彼女に色々聞いてみてたのだ。


そしたら、
「どうやって生きていくつもり?」
だ。4歳になったばっかりの子が、だ。


あれから数年経った今でも
この言葉が僕の中で響いている。



またある日のこと。

保育を学ぶイベントを主催しているのだが、
その場で彼女のこの言葉がふと頭をよぎった。


「子どもは、何かをくれたり
 言ってくれたりすることがあるけど、

 その時『本当に伝えたいこと』は、
 実はその言葉や行動とは
 全然違っていたりするんだよね」


という話を聞いた時だった。


その子のお母さんとはまだ繋がりがあったので、
LINEで聞いてみることにした。

そして返ってきたお返事がこちら。


そして最後の音声は、
こうでした。


「さんたさんに、自由になってほしいよっ!」


えええ・・・

それもとびきりの明るい声で。
なんというか、無償の愛とはこういうこと??

書いてて涙がでそうです。


子どもたちのひとこと。
この深さを思い知ったのでした。

ありがたすぎる。
保育という仕事。
子どもたちと過ごせるということ。


普段何気なくしている子どもたち。
だけど、
こういうことを感じながら
大人を見てくれてある、かもしれない。

そう思うと、
子どもと過ごす感覚、
変わらざるを得なくなるのです。

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