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チーム作り事例〜私立中学校2年生編〜

思ったよりも忙しい一週間がスタートしている。
昨日今日と2日連続でとある私立中学校のチームビルディングのプログラムを実施していた。

2年生になってまた1ヶ月経っていないこの時期。
顔見知りもいるし、部活等を通じて仲の良い子もいるけれど…まだまだ全体として関係性が深まっているとは言い難いタイミング。

これからより良い関係性を築いていくきっかになる2日間になれば良いなあと思ってプログラムを進めていった。

  • チームワークをあげたい

  • リーダーとなる子が出てきてほしい

  • 新しいクラスの中で関係性が深まっていってほしい

このような目標が学校としてはあった。
子どもたちの状況に合わせてどんなアクテビティを選ぶかという目線と、このような目標に対してどのようなアクテビティを選ぶのかという2つの目線が必要になる。

どちらか一方に偏ってしまうと、「求めていた事と違う」となったり「状況とあまりにズレた内容を実施する事によって”させられている”だけ」になったりする。

どちらも必要。
その上でスタートは必ず”参加者の現状”に合わせてすすめるようにしている。

「登山をして山頂まで皆で登り切ること」が目標だとしたら

「ならば山をとにかく登ろう」と思って「1合目まで皆で登る!」いうアクテビティをいきなりするのではなく…

「どんなメンバーがいるのか?」
「どんな装備をしているのか?」
「山登りはどのくらい経験があるのか?」
「今の心身の状態やモチベーションは?」

みたいに参加者の現状をしっかり把握する事から始める。その上で、丁寧にゆっくり歩みをすすめるようにしたり、準備がしっかり整っていると判断した場合はいきなり高度な課題解決に取り組んだりする。

参加者の状態を丁寧に見取っていくのはチームビルディングをするにせよ、親睦を深めるにせよ、楽しく過ごす時間をつくるにせよファシリテーターとしてするべき最も大事な事の一つじゃないかと思っている。

今回はできる限るスモールステップで関係性を整えて行く方がいいなと感じた。そのためペアで簡単にできるジャンケン系のゲームをしてみたり、作業的な遊びを入れる所からスタートした。
その後少しずつ言葉を交わす事ができるような活動をしたり、ジャンケン列車みたいな少し相手に触れる活動を取り入れていった。

こう流れればこうなる!みたいな方程式とか公式って正直なくて、場合によって起こる事は全然変わる。

今回は「これ!(すごくハマるアクテビティが見つかる事)」って言うのに出会うのに少しばかり時間がかかったけど、角度を変えてやってみるか〜と変則的に取り入れた遊びがすごく良かったようだ。

タイミングとしてはかなり早いなと思っていたんだけど、少し小さな円で半分座りながらできる課題解決の遊びをした。ここで一気に空気が変わっていく事になる。

あまり多くはないんだけど、1日目だけでなく2日目にも同じアクテビティをやることになった。子どもたちの強い要望があったし自分も良いな〜と思ったからだった。

やっぱり「やりたい!」って気持ちが強い時は、アイデアもたくさんでるし、考えて練り上げるのも上手にするし、試行回数も多いし、情報共有の意識も高まるし…で割と良いことづくめだなって思う。
この状態になれば、そっとしておくだけで素敵な結果を生み出せるようになると言っても過言ではない。

そして課題解決型のアクテビティの場合は結果が分かりやすく表現されるので(ゴールできた。最速タイムが出た。皆クリアした等)、いかに自分たちの工夫や努力が実ったかという事のふりかえりもしやすい。

ふりかえりができるという事は次のアクテビティや日常に帰った時にもって帰られるお土産ができたという事もなる。これはきっとすごく大事なことだと思う。プログラムの時間だけの体験で終わってしまうのはもったいないなって思う…。


さてさて書いていると長くなりそうなんだけど今日は限界がやってきたのでここまでにしようと思う!

2日の中で段々関係性が深まり、お互いの事を意識しながら丁寧にやり取りしている姿を見ていてすごく良いな〜って思えた二日間だった!

今週はまだ3回プログラムがあるのでそこでもきっといい出会いがあり楽しい時間になるんだろうなあって想像している。そして想像できるからきっと実現するんだと思う!

今日はゆっくりねま〜す!!

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