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厳しいときにも心の豊かさを/第14回ディスラプティブ・イノベーション研究会

今回の収録動画を通しても、ご視聴くださる皆さんからも私たちとその場にご一緒いただいているような感覚で、「自分だったらどう感じるかな、考えるかな、どう行動するかな」と日常や未来を想う気づきや行動へのささやかなきっかけ、ワクワク感につながると嬉しいです。

【前半】
 ・わたしの小さな感動シェア
 ・ディスラプティブ・イノベーション事例紹介

【後半】
 ・オンライン読書会
  書籍「2060 未来創造の白地図~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる」第一章・第二章読み深め

ディスラプティブ・イノベーション研究会とは

これまで2年間のブロックチェーン研究会(*)から一歩進め、昨秋9月よりディスラプティブ・イノベーションと範囲を広げて探究を深めています。どんな未来を描き、今とこれからをどのように生きてみたいか、発想や行動していくきっかけとなる時間を共有しています。

(*)シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会(2018年6月〜2020年8月まで毎月開催)では、ブロックチェーンを1つのディスラプティブ・イノベーション(Disruptive Innovation/分岐的イノベーション)として探究してきました。 私たちは、Disruptive innovationを破壊的イノベーションではなく、分岐的イノベーションという表現を使っています。

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藤原直哉より

“大きな想いとともにかつて繁栄があったところは、想いを継承することが子孫にとってすごく重要な役割と考えられていますからね”

“レコードにしますかね。今は精密に残すとなるとレコードが一番なのかな。レコードに残しておくことが実は一番良いのかもしれませんね”

“目の前の実物世界だけをかき回しながら普段生きていると、生活は非常につまらないものだし、自然の中に生活しているありがたさも良さもわからない”

“飛行機とか車の発展をみると、すごくよくわかるんですよね”

“飛行機のファーストクラスの世界みたいなものが、誰でも日常どこでもできるようになると考えるとわかりやすくなると思いますね”

“本当の問題は、そういう生活をしながら何をするかなんですよね”

“デジタルな生活、便利な生活、快適な生活をしながら、何を成すかというところがポイントですよね”

“どんなにデジタル化をしても、やっぱり人間がいよいよいないとやばいことって結構ありまして。肝腎要なところです”

“人の思考も能力もますますアナログ的にいかなきゃいけないので。どこまで行ってもアナログデジタル2本立てというところに変わりはないと思いますね”

“人は芸術にもっと時間を割けるようになります。本当の豊かさというんでしょうかね”

“技術が進歩した分、人は人らしく暮らせるようになると思いますね”

経済アナリスト・藤原直哉

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【第14回 前半1】 わたしの小さな感動シェア

気づきは誰でもできることだけど、言われて始めて気がつくこと。意外な盲点の発見から、いろいろな疑問を持ってみようと第6回から「わたしの小さな違和感シェア」を毎月共有してきました

「どう思う?」の違和感から少し視点を変えて、先月からは感動をシェアしてみることにしました。(もしかすると、感動の前に、実は違和感から気づいたことが感動につながることもあるかもしれない!?)私たちが暮らしの中で感じるちょっとした感動を毎月共有してみることで、また新たな展開へつながるかなと思っています。

・北海道伊達市_福島県伊達市
・人や地名に現れてくること
・西武池袋線の江古田駅_都営大江戸線の新江古田駅
・地名と学校名とアイデンティティと愛着
・スピーカーと音楽の癒し
・骨伝導と地獄耳ときれいな耳
・進化し続ける補聴器

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【第14回 前半2】 ディスラプティブ・イノベーション事例紹介

樋口からの紹介・藤原の解説・参加メンバーの皆さんからのコメント

・国の重要文化財の内部に巻物発見
・324年前の未開封の手紙_歴史的書簡、折り畳まれたままの状態で仮想的に開封・読解する研究開発チーム
・新しく情緒的な歴史の想像とコラボレーションの力
・1930年の未来のビジョン
・100年後の未来
・窓辺で手紙を読む女_真珠の耳飾りの少女
・フェルメールの絵画技法_高解像度3Dデジタル顕微鏡
・デジタル追悼_瞑想的な空間オーディオインスタレーション
・これまでの25年を振り返り次の25年に向けての取り組み
・記憶することと未来を想像することでの新たなサイクル
・事実や正確さと世界への解釈
・ボイスメモでもの私たち個人の過去と現在と未来像の共有
・想像予測よりも、やりたかったこと想ったことの実現性
・想いは実現する
・過去と未来の架け橋_想像力の豊かさ
・デジタルでの録音とレコードでの保存のカッコよさ
・デジタルを25年間残す技術
・カビちゃうカセットテープ
・小さくてもきらりと光る町
・傷ついた地域のイメージと住民の心をアートで癒したい
・37年前から続く緑と彫刻のある町づくり、アートによるまちづくり
・地域資源を活かしたアートづくり10年
・水曜日にだけ開く架空の郵便局にまつわるアートプロジェクト
・日常の中に非日常を意図的につくること
・コミュニティの中で非日常を感じられるところ
・ゆるやかに関われる仕組みづくり
・普段の生活の中で感じる世界
・文化度をあげようとしていた時代からの変化
・地元の生活の中での芸術
・同じ舞台から生まれたものの共有
・その土地に住んでいる人たちが感じている芸術的光景
・刻まれなければいけないこと
・駅舎の活用

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【第14回 後半】オンライン読書会

気になる書籍を一人で読み深める学びと愉しさ(ときには、なかなか難しく)とともに、毎月1回みんなで共有し合うことで、学びと愉しさの裾野を広げてみることを継続中です。

先月より、収録月の奇数回は「現代語訳 論語と算盤(ちくま新書20140110)」、偶数回は「2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる(技術評論社20200311)」を読み深めていくことにしました。

<これまでの読み深め書籍>
日本経済再生論:ディスラプティブ・イノベーションの道
  全7章を毎月1章ずつ(これまでの研究会 第3回第9回

先生、イノベーションって何ですか?
 全12章を前半(1章〜6章)と後半(7章〜12章)にて
 (これまでの研究会 第11回第12回

お互い事前に読んで感じたことや印象に残ったこと、疑問に思ったこと、気になったことなど聴き語り合いながら、より身近なところから引き続きディスラプティブ・イノベーションについての探究を深め、実生活への発想と行動に活かす機会としています。

2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる(技術評論社20200311)の読み深め

【今回の特集】
第一章 ライブ化する世界、心が踊るほど楽しい生活
第二章 食と農のデジタル化が食料増産と健康寿命を促進する

・未来予想図と未来の部品
・日常生活風景にあふれるコンテンツ
・監視社会ではなく感性社会
・ファッションは知覚と身体性を拡張する新たな体外器官へ
・Digital Clothing Collection
・映像_ 音楽_舞台技術_祭り_その迫力は未来も不滅
・どんなにネットが発達してもライブエンターテイメントはなくならい
・体験型劇場システム_次世代映画上映システム
・網膜走査型レザーアイウェア
・歌唱音声合成ソフトウェア
・バーチャルアイドル
・現実空間と仮想空間を継ぎ目なく行き来する技術
・歌って踊れるエンターテイメントに特化した美少女ロボット
・スポーツとゲーム、体感こそが新しい教育の基礎に
・スマートスポーツ構想
・仮想グラウンド
・弓にセットされたスマホアプリ
・おもちゃと教育のハイテク化が進む
・知育、教育に関わるおもちゃ
・勉強ノート共有アプリ
・マクルーハン_人間拡張の原理
・デジタルアナログ双方の融合と未来
・考えうる改良改善の継続
・快適な時代の裏側で何をして暮らすのか
・ワクワクするような技術と労災
・テクノロジーを介在したリアル感の良し悪しと好み
・ライブに行くまでの過程
・デジタルでは何ともできないところ_こと
・データアグリ:食と農のデジタル革命
・スマート海洋牧場:データ漁業・データ養殖の始まり
・超未来体験型レストラン
・ロボットシェフの登場
・調理ロボットから食のデータ転送、3Dプリント出来る食へ
・3Dフードプリンター
・砂漠を緑の大地に変える環境創造型農業
・自然環境から飲料水やエネルギーを生み出す
・祝祭や精神性と人間的な営み
・Convivialityと食と農
・デジタルだけではおもしろくない
・いろいろな選択肢と自分の好み
・人間生活で大切なConvivialityとBricolage
・手間暇かけて社会を豊かに
・二項対立の中でも残る人間的な営み
・生きる手触り感

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動画販売

第14回ディスラプティブ・イノベーション研究会の動画は、下記よりご視聴いただけます。

【前半】
 わたしの小さな感動シェア(22:11)
 ディスラプティブ・イノベーション事例紹介(01:21:48)

【後半】
 オンライン読書会
 書籍「2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる」第一章・第二章の読み深め(01:11:55)

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