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ちょっと手前がほしいのよ

普段発信しているブログやメルマガ、今ではこのnoteにも言えるが、伝えたいことを正確に伝えるって本当に難しいなとつくづく思う。

また同様に、伝えたいことをちゃんと伝えられていない人も多いように感じる。

もちろん関係性や信用残高などもあるため一概には言えないのだけど、様々なケースを見ていて1つ、すぐに改善できることがあるなと。

というのも割と似たような部分に問題があって、結論から言うと「いきなり答えだけ言い過ぎる」ということ。

ゆえに受け手は「何となくわかるけど…(納得感がない)」となってしまいがちだ。


Twitterなんかは140文字の縛りもあるから余計に、この傾向が顕著に出ている気がする。

「社畜の人生なんて退屈じゃん」
「まだ副業やってないとかヤバくね?」

みたいな極論じみた空気が漂い、それに疲れてしまう人も少なくないはず。

ひょっとしたらTwitterやブログなどで誰かの発信を見ていて、同じように感じたことはないだろうか?


これの何が問題かって、前提共有をスルーして主張に入りまくっている点である。

初めてカラオケに行く人に対して、いきなり「採点で高得点を取るにはビブラートが重要だから!」とか言ったところでまず伝わらないだろうし。

吉野家デビューでいきなり「並?つゆだく?牛皿いく?」みたいな話をされたところで通じない。

僕は以前、アパレル販売員をしていたことがあるのだけど、接客の際に最初から「今季のコレクションは〜」とか言うスタッフはマジで売れなかった。


すべてのケースに共通して言えるのは「いや、もうちょい手前がほしいのよ」である。

上記の例で言っても、まずカラオケで歌う楽しさを知りたいし、まずメニューを把握したいし、まず店内をゆっくり見たい。

なんなら一目惚れした相手とのファーストコンタクトで「結婚してください!」に近いアプローチになっている場面は少なくない。

展開としてはロマンチックで悪くないが、マンガかドラマ以外で成功する確率は極めて可能性は低いだろう。


とにかく「丁寧に」「1からしっかり」伝えること。

ともすれば僕も色々すっ飛ばして「起業最高!」みたいなことを言いがちなので、めちゃくちゃ気を付けているポイントでもある。

伝えたいメッセージ自体は間違っていなくとも、少しだけ「1つ手前」を意識してあげると、よりスムーズに受け取ってもらえるかもしれない。


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