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モジで損する5秒前

とにかくアポ取って商談!みたいな感じだったひと昔前と時代は変わって、最近では文字のやりとりがメインになっている仕事は多いと思う。

日常生活を振り返ってみても、連絡ツールとして今ではメールやLINEなどが多いんじゃないだろうか。

現に僕もメルマガやブログを書いたりチャットでコンサルをしたり、それこそnoteの記事を書いたり。起業してからは、文字を使う仕事がメインになりつつある。


だからこそ思う。

文字で損してる人、多くないか?


タイトルは広末チックになりつつ、結構マジで思っている。

実際のところ「会って話すとめっちゃ感じがいいのに、文字だと異常なほど無機質」みたいな人はものすごく多い。逆にいきなり距離感が近すぎて「どうした?」と思われてしまうようなケースも散見される。

今の時代、ビジネスはもちろん、人生を生きやすくする上で「文字でのコミュニケーション」は絶対に学ぶべきだと思っている。


たとえば初対面での挨拶ひとつにしても、語尾をイジるだけでまったく印象は異なる。

・おはようございます。 →一般的な感じ
・おはようございます! →元気がいい、活発(使いすぎ注意)
・おはようございます  →無感情、急いでた?
・おはようございます★ →いきなりポップ、距離感どうした
・おはようございます〜 →緩い人、ちょっとナメてる?


もちろん上記のような印象は人によって異なるだろうし、受け手次第ではある。

ただ、だからこそ気を配るべき部分であるとも言える。もしも自分の意図したイメージと相手側の印象が違ったら…?

無意識に失礼な文章を送っているとしたら、実は損をしているケースも少なくないのではないだろうか。


実際に先日、起業家仲間と話していてこんな話があった。

・配信しているメルマガに返信があった
・「よね〜」「ですー」みたいな表現がやたら多かった
・なんか距離感が違う気がした(失礼に感じた)
・やりとりする気持ちになれなかった


このときの心情を考えると、メッセージを送った読者の方に悪気がないのは明らかだろう。

わざわざメルマガに返信を送るくらいだから、前進する意欲があったり、少なからずコミュニケーションをとりたい気持ちはあったはず。

それはもちろんわかるし、起業仲間の彼もそう口にしていた。


だけど事実として、この方は「来るはずの返信をもらえなかった」。


人によっては些細なことに聞こえるかもしれないが、前述の通り、文字でコミュニケーションをとる時代だ。

あまり堅苦しい話をしても仕方ないが、自分の文章が相手にどう映るか?最低限のマナーみたいなものは考えて然るべきだと思う。


ちなみに僕が一番簡単だと思うのは「相手のテンションに合わせること」で、コンタクトをとりたい人がいたら、その方の文章をまずチェックするようにしている。

SNSをやっていたりブログやnoteを書いているのだとしたら、ある程度の感覚はわかるし、本気のときには遡って全部読み込む。

そうすれば少なくとも地雷は避けられるし、ビジネスシーンにおいて「おはようございまーす」みたいな粗相もないだろう。


そしてもう1つ、「!」は上手に使うようにするといい。

おはようございます!とか、頑張ります!といった表現は本当に重要だ。


おはようございます。
昨日は本当に楽しかったです。
今日も頑張ります。

という起伏のない文章が来てしまったら

大丈夫、起きてる?
本当に楽しかったかい?
頑張る気、ある??

みたいに感じてしまうから。


そりゃあ状況にもよるし、やや極端だけど、あながち間違いではないはず。現にコンサルをしたり主宰するコミュニティーのメンバーをみていても、「!」を適度に使えるメンバーが結果を出していく。

これは嘘のような本当の話で、この話は起業家仲間に確認しても、ほぼほぼ意見が合致する部分でもある。

実際に対面したときの挨拶を笑顔でするか、それとも無表情でするか。それくらい対照的で、印象が180度変わるとも思う。


自分の文章に読み手への配慮がある。

つまりそれは「相手の気持ちに対して想像力が働く」わけで、ビジネスで結果が出ていくのも自然な話だよなと。


今の時代、文字はただの連絡ツールではない。

自分の文章が相手にどう届いているかを今一度考えてみると、コミュニケーションはもっと円滑に、もっと面白くなるのではないだろうか。


だから送信前にすこしだけ「相手にどう届くか」を想像してみよう。

ひょっとしたら今、モジで損する5秒前に立っているかもしれない。

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