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言葉

「お前ベースいい、高3か?就職せんのだろ?音楽絶対続けろよ」


これが僕の人生を変えた一言です。


この言葉は高3の時、YAMAHA主催のTEEN'S MUSIC FESTIVALの町予選で敗退した時に審査員の長髪のロックオヤジに言われた言葉です。


僕らの頃はまだ、インターネットも普及していなくて、ど田舎だった事もあり、今と違って音楽の道に行くなら就職は諦める、就職するなら音楽を諦めるという時代だったように思えます。


僕は工業高校だった為、周りの友達が次々と就職が決まり、先生から反対される中、音楽でやっていきたいと色々と突っぱねていた頃でした。


その時に最後の夏休みにバンドでエントリーした大会で負けた時に言われた言葉です。


地元ではバンド人口はとても少なくライバルもほとんどおらず、独学でやっていた自分は、どの位の実力があるのかもわからない時でした。

予選であっさりと敗退したのは物凄く悔しかったのですが、その時ロンゲのロックオヤジが1番に僕の方をみて真剣に言ってくれた言葉でした。


その言葉で僕は完全にふっきれて音楽でやっていこうと決めたのでした。


そして高校卒業後、その大会は絶対にリベンジしようと、進学した京都のAN musicschoolの仲間とアルバイト先のシンガーと、19歳最後、TEEN'S Music Festival2002にエントリーして、予選、府大会、関西大会と優勝し、京都代表として全国大会に出場したのでした。


その時、渋谷公会堂という初めての大舞台で演奏できて、とても興奮した事を覚えています。最高だった


結果グランプリには選ばれませんでしたが、


それと同時に音楽の道に反対気味だった両親もその道を応援してくれるようになりました。


人の言葉って、何気なくても、その人の人生に強烈に影響する事があると思うんです。

それは年齢関係なく、正論だったとしても関係ありません

だから、1本のメールでも、インターネット上でも日常でも


もっと人に対する言葉選びを慎重にしなきゃな、と思う今日この頃です。

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