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グアテマラで1週間スペイン語を学べばある程度話せるようになる

16時間のベリーズ滞在を終え、グアテマラのフローレスへ。ここはティカル遺跡があることでも有名。ティカル遺跡は、紀元前7世紀から紀元後10世紀に栄えたマヤ最大の神殿都市遺跡。しかし僕は遺跡というか観光に興味がほとんどないためパス。湖を見るために来たようなものだ。

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物価もベリーズから来たら安さを感じる。観光地なので少し高いがスーパーに行けば分かる。3泊したフローレスからグアテマラの凶悪都市と言われるグアテマラシティーを抜けてスペイン留学の目的地サンペドロ・ラ・ラグーナに向かう。バスのチケットを買うために駅へ。5分後に無事に購入。

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明日の朝6時半発で目的地へ・・・・。10秒後に異変に気づく。不鮮明で少し見にくいがなんとサンペドロスーラと書いてあるではないか。みなさんご存知だろうか。サンペドロスーラといえばホンジュラスの首都。そもそも目的地が違う。さらにこの都市は不名誉なことに殺人発生率世界一とも言われている。まさにバスを出た瞬間からリアル北斗の拳だと言う。

出発の20分前に気付けて良かったが、もしチケットを確認してなかったらどうなっていただろう。係員にトリプルチェックしてSi!(スペイン語でYes)と言われたのにこの通り。事前情報でフローレスからサンペドロラ・ラグーナに行くにはどうしてもグアテマラシティーを通るルートしかないと知っていた。しかしこのバス会社はダイレクトで行ける且つ価格も経由するより安いので決めた。

やはりおいしい話には裏があるものだ。さて無事に目的地サンペドロ・ラ・ラグーナに着いた。

グアテマラでスペイン語学生に

グアテマラシティーから100㎞も離れていないのにバスで5時間ぐらい。そう直線距離だと100㎞だが道が一本道でもちろん高速道路なんてないのでこのぐらい時間はかかってしまう。グアテマラの3大スペイン語留学地として人気の小さな街。僕は何日滞在するか決めないで来たが、結局1週間の滞在になった。街は特に観光地でもないが欧米人や日本人はスペイン語の留学のために来る人が多い。

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僕が通ったスペイン語学校。授業料はなんと1週間で600Q(約9000円)時給に換算すると1w=20hなので450円。でもこれは学校に支払う授業料なので先生の時給はもっと低い。グアテマラ人の人口の98%は1日2ドル以下の生活をしている。それもそのはずだ。屋台風のレストランに行くもグアテマラ人はほとんど居ない。たまに居るグアテマラ人も民族衣装を来ていない人達。生活水準は極めて低い。でもこの街の人たちは観光客からお金を奪う事はしない、治安が良い街としても有名だ。

なぜ街によってここまで人の思想が違うのか。世界の犯罪の大多数は中南米で理由はギャングの存在。これはギャングに加入することで人々からお金を奪いギャング達は潤う。でも加入するには人を殺さなければならない。これが治安の悪化の悪循環を生み出している。警察や国家もあまりのギャングの大きさに対応できていない。言わば無法地帯だ。

少なくともサンペドロ・ラ・ラグーナの住民達は幸せという意味が分かっていると思う。幸せは人から奪う物ではなくて自分たちで作り出す物。僕は宿のハンモックに揺られながらそんな事を考えていた。

コーヒー大国グアテマラのカフェ

さて、1週間の滞在を終えて、古都アンティグアに向かう途中パナハッチェルという街に行った。ここには旅人が集まるCrossroadscafeがある。オーナーのMikeの元には各国から修行をしたい人たちが集まるそうだ。そして言わずと知れるコーヒー大国グアテマラ。僕は気になって行ってみた。

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コーヒーはたぶん人生で飲んだコーヒーの中で一番美味しかった。言い過ぎかもしれないが表現的には間違っていないはず。僕はコーヒーとチーズケーキとコーヒー豆を注文。チーズケーキ好きには・・・たまらん。会計を済ませて帰ろうとするとオーナーのMikeがついてこいと言う。何かと思うと焙煎機と焙煎前の生豆と焙煎後の豆を見せてくれた。

これだけでも嬉しいのになんとXmasプレゼントをくれた。物はあえて内緒だが感動的なカフェだった。絶対にまた来たい。

アンティグアに来ても、とにかくカフェを巡りに巡った。コーヒー大国ではコーヒーが150円で飲める。コーヒ好きにはたまらない国。酸味が強めだがcafe negloと言われるブラックコーヒーが少なくてアメリカーノを提供している店が多かった。ちなみにアンティグアで良かったカフェを1件だけ紹介。

Guatejava

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特筆すべき点は、まず見えるところで豆の仕訳をしてた点。そしてブラックコーヒーが150円で飲める。しかも純粋なアラビカ種の豆だ。コーヒーには2種類の豆がありアラビカ種とロブスタ種。アラビカ種はコーヒー豆の70%を占めていると言われているがロブスタ種に比べ、害虫や気候条件に左右されるので高価な品種になる。

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僕は滞在中に何回も通った。wifiはあるがはっきり言って店の内装は微妙だ。ソファーも低いのでラップトップを使ったり勉強したりするには不向きだが、純粋にコーヒーを楽しむために訪れるには良いのではないだろうか。

2週間の滞在だったグアテマラ。インフラは未だに整っていないが人々は暖かくこれからの可能性に満ちた国だった。

これにて中米の旅終了。

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