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理不尽な時に上手く対処できるのは余裕がある人の真の人間力

アルゼンチンのサルタからバスで17時間かけてパラグアイの首都アスンシオンへ。ここへの滞在の目的はブラジルビザの取得のみ。情報によると、ブラジル領事館での申請後2~3営業日で取得可能とのこと。運良く月曜日に申請し2日後に取得できた。その間僕は小学生の夏休みみたいな生活をしていた。朝起きて、朝ご飯を食べてその後はPCをいじったり、サッカーをしたり自炊したり。

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この子はまだ5歳なのに多くの旅人に囲まれて刺激を受けていずれはオーナーさんみたいに旅をするんだろうな。スペイン語も堪能だ。

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ラテンアメリカではマテ茶が有名だ。アルゼンチンやウルグアイではホットウォーターで飲むみたいだが、ここパラグアイでは水で飲むのが一般的。マテ茶とは飲むサラダと呼ばれるほど栄養価バツグンのドリンクだ。

認知症予防、疲労回復、そして女子には嬉しい美肌、抗酸化作用が期待される。僕もつい買ってしまった。お好みで砂糖をプラスするとさらに美味しくなる。ただしお酒と一緒に飲んだり、熱すぎるお湯と飲むと逆効果なので注意だ。

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この類の料理は南米ではよく食べてきた。庶民的なレストランに行って、ランチはこれ一択だったので食事に関してはあまり期待できないのではないだろうか。暑い国のアイスにハズレはない。

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ブラジルビザは結果的に無事に取得できた。しかし受け渡しがあるまでかなりもめた。僕は、事前情報を基に必要書類を完璧に揃えて行った。30分後に無事に手続き完了で2日後に取りに来るように言われ帰宅。2日後に再び窓口に行くと、おばさんは『英語を話す?』と言い、はいと答えると『今日ビザは渡せない』と言う。僕は意味が分からなかった。2日前に受領されたので当然すぐ渡されると期待していたがどうやら書類に不備があったらしい。

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僕はすぐに抗議した。書類に不備があったならその場で指摘して返却すべきで、なぜその時チェックしなかったのだと。彼女は僕のミスとの一点張りだったのでさすがにキレる。

『僕のミスもあったかもしれないけど、確認を怠ったあなたにも非がある。』これ全部英語でのやりとりだったが、どうやら英語を話すかと僕に聞くわりにはおばちゃんの英語力が低く、会話にならなかったので隣の若いお姉さんが助けに入る。

『たぶん大丈夫です。』となぜか日本語を話すお姉さん。どこが不備だったかというと、銀行の預金残高の日にちが西暦ではなくなぜか元号だったこと。Google翻訳でそのまま翻訳したらここだけ翻訳されなかったのだろうか。これは私たちは理解できないと言うが、お姉さんがGoogleを駆使しておばさんに説明してくれたので発行に至った。

たぶん、ここで食い下がんなかったらさらに2日間ぐらい時間を要していただろう。It`s impossibleと言われてから30分後に無事に発行された。

2017年1月21日現在、日本人はオンライン申請でブラジルビザを取得できるようになり、約45US$とパスポートのコピーと証明写真で完結するようになった。かなりハードルが下がったと言える。ちなみに僕の場合は、撮り直し覚悟で規定より小さい写真を持参したが問題なかった。

総括すると、パラグアイでは今までの疲れを癒す時間だった。しかし同じ時期に泊まってた日本人の旅人達と自炊でいろいろと作ったりと言うのはこの滞在でかなり濃い時間だった。

パラグアイ、物価も安く人も陽気。おまけにマテ茶が美味しい。おすすめの国だ。


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