個性とスキルの話
人間には、必ず個性があります。誰しもが良さと悪さ、得意なことや不得意なことがあると思います。今回は、個性を生かせばすべての人が輝ける道があるのではという仮説をもとに書きます。
個性の話
そもそも個性の意味は、個人の性格。英語でいうとキャラクターです。
あなたの個性は何?って聞かれたら、すぐに答えられますか?
多くの人は、英語で能力を表すスキルはすぐに答えられるけど、個性に関しては分かってない人が多いと思います。
分かりやすい例だと、スキルならマーケティング力やプログラミングスキル、デザインスキルなどが挙げられます。これらは、目に見えるスキルです。目に見えないスキルだと、マネジメント力や企画力といったところでしょうか?
そこで、2名の例を出して具体的に掘り出していきます。
Aさん 特に平凡な学生時代を過ごし、新卒で営業職で就職。信頼できる友達がめちゃめちゃ多いけど、自分の強みが分からないまま30歳に突入しようとしている。
Bさん 学生時代からエンジニアとしてインターンを経験後に大手Slerに就職。交友関係はほとんどなく、コミュ障。
まず、市場価値についての話。市場価値とは、ビジネスの場でその人がどれだけ価値があるかを示す数値になります。市場価値とは、単純に
スキル×経験では示せなく、その人の数値では判断できない指標で判断されることもあります。
ここで、2人の事例に戻ります。営業職で友達が多いAさんは数値で見えるスキルがないように見え、実は市場価値は高いと思います。なぜなら、営業は売上を上げるためには、どの会社にも必要なポジションで数値では分からないコミュニケーションスキルが求められるからです。そして友達が多いという事は、人脈が多いという事。
Bさんは目に見えるスキルがあるので、ひたすら作業をするだけならAさんより稼げます。そしてコミュ障ならフリーランスの方が活躍するかもしれませんが、営業力がないのでスキルがあっても売り込めません。
何が言いたいかというと、目に見えるスキルが必ずしも強みにはならないという事です。目に見えるスキルがないなら組織に属してそれを生かせばよい話で、目に見えるスキルがあるなら自分で起業して仕事を作れば良い。
どっちがすごいとという訳ではなく、自分の強みを生かして突き抜ければ最強だし、幸せですよね。
スキルの話
20代後半になって、キャリアにすごく考え始めました。スキル=強みだと思いこんでたんですが、身の回りの人をイメージしたら目に見えるスキルを持ってなくても働いている人がたくさんいる。そもそも市場価値は目に見えないスキルの方が確実に重要だと気づきました。理由はビジネスは必ず
人間と人間のやりとりだからです。サービスとサービスのやりとりなんかありえないです。必ず人間が介します。そこには必ず感情や行動心理が働きます。
つまり、対人コミュニケーション能力is最強という結論に至りました。
プログラミング能力がなくても対人コミュニケーションスキルが高ければ営業だってできるしマネジメントだってできる。
目に見えないスキルなので誰にでも可能性があります。Aさんがプログラミングを勉強しても良いですが、得意なことを生かした方が最適化されるかもしれないし、Bさんが対人コミュニケーション力をつければ二刀流です。でも、対人コミュニケーションはすぐに習得できる能力でなく、原体験に基づくことが多いので、おそらくエンジニア気質の人には難しいでしょう。
接客が得意なら最強のセールスマンを目指す。英語が得意なら英語と幅広い知識を生かしてガイドになる。なんでもOKです。
今、キャリアに僕のようにキャリアに悩んでいる人は、全然悲観する必要はありません。
僕は常々、人間が成長していくためには「人・本・旅」が大事だと思っています。
僕が尊敬する立命館アジア太平洋大学学長の出口さんの言葉です。
と言っていて、これは自分の原体験からも間違いないなと共感しました。
人に出会って、本読んで、旅すれば人生変わります。
日本は経済成長が鈍化するからオワコンと言われてますが、生かすも殺すも個人次第。もっと突き詰めると、マインド次第かなと考えてます。
今まで考えたことを避けてきたけど、未来を考えるのって楽しいな。
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