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2023年読んだ本ベスト10

読書記録はX(旧Twitter)に残しておくのですが、まとめた状態にしておきたいので毎年年末にnoteに書き残しています。(が、年末更新できなかったので、年始に公開しています。。)
去年は、20冊ぐらい読めたので量としてはまぁまぁかなと多いつつ、ジャンルがビジネスや経済に偏りがちなので、来年は違うジャンルにも挑戦したいなと思います。

毎年、書いてるので良かったら覗いてみてください。
それでは、順番に紹介していきます。

絶望を希望に変える経済学

社会の課題に対して自分の中で問いを持つきっかけになった本。富裕国にとって経済成長は優先すべき課題か?格差をなくす手はあるのか?
そのようなことをあらゆる面から考えていく上で、経済学はそのベースとなる考え方を教えてくれます。


「グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない」

幸せを定義するのは難しい。人それぞれ幸せの閾値も違うし、考え方も異なるから。だけど、本書は科学的に「幸せ」を定義しています。

良好な人間関係は人生を豊かにし健康にし長生きさせてくれる。

・幸福の二大因子は頻度と質。パートナーと過ごす時間が長い方が幸福度が高い傾向にある。 また、人間関係は健康と幸福の維持するために最も価値の高いツールなので時間と労力を投資する価値がある。毎日ほんの少しずつ注意と気配りを増やしてみると良い人間関係が作れる。

•幸せな人生とは、時間をかけて展開 •50歳の時の人間関係の満足度が高い人ほど、健康な80歳を迎える ⬇︎ 上手に歳をとる秘訣は、幸せでいること、思いやること。食べ物に気をつけること。外に出て散歩や軽い運動をすること。友達を持つこと。
・「必要な助けを差し伸べることで人生が豊かになる」 物事がうまくいってない時に支えてくれる人間関係こそ何より重要。また、人間関係において、直面する問題より問題にどう対処するかが重要。


お金を生み出す伝え方

アマゾン創業者のジェフベゾスのコミュニケーションスキル。結論ファーストとか数字を用いて様々なテクニックがあるけど、簡潔に誰でも分かる簡単な言葉で伝える。そして最も大事なのが、ストーリーを考えながら伝えるとこと。(ストーリーテリング)

・優れたコミュニケーターは、自分が知っていることを起点にするのではなく、聞き手が知っていることから出発する

・具体性を与えるために、具体的な数字を用いる
ig:「大半のお客様⇄プライム会員の87% 「少し前に」⇄「3ヶ月前に」

教養としてのコーヒー


リベラルアーツとして、コーヒー好きなら知っておいても良いかも。コーヒーのルーツや歴史、産地による風味やテイストの違いなど学べます。


イェール大学集中講義 思考の穴

いわゆるバイアスの話で、行動経済学にも関連する本。
入門としては、少し難易度が高い気がするが、知識を深めたいなら手に取ってみても良いと思います。

・解釈にバイアスがかかることは止められない(解釈バイアス)
・自分の都合のいいことばかり耳に入ってしまう確証バイアス


物価とは何か

インフレとデフレ。よく聞くけど、何がどうなるとインフレになりデフレになるのか。基本的な物価の理解から物価を左右する中央銀行の行動原理など幅広く学べる一冊。
経済原理を理解する上では、読んでおいて損はない一冊。


「価値」こそがすべて!: ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義

■ WTP(Willingness to pay、支払意思額)
バリュースティックの上限に位置。これは、 顧客の視点を表していて具体的には、顧客が製品やサービスに対して支払うであろう上限額のこと。企業が製品を改善すれば、WTPは上昇します。

■WTS(Willingness to sell、売却意思額)
バリュースティックの下限に位置し、従業員とサプライヤーに言及したもの。従業員にとって、 WTSはジョブオファーを受け入れるために必要な最低限の報酬のことで、企業が仕事をより魅力的なものにすることができれば、WTSは下がります。逆に、仕事が特に危険な場合はWTSは上昇し、従業員はより多くの報酬を必要とします。

WTPとWTSの差が企業の生み出す価値になります。優れた財務パフォーマンス(企業の資本コストを超えるリターン)は、より大きな価値を創造することができるかどうかに依存していることが分かっています。そして、付加価値を創出する方法は、WTPを高めるかWTSを低くするかの2つしかありません。


「人生が充実する」時間の使い方

「グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない」 にも記載がありましたが、良好な人間関係は、人生も充実するし、日々ポジティブになれる。Amazonのレビューはあんまり多くないですが、良書でした。

・お金より時間を大切にする人は、日々をよりポジティブに感じている
・時間がないストレスから人は概して運動をしなくなり、そのため心身の健康に直接的な影響を及ぼす。
・自分以外の誰かのために、時間を使った人は、自分に使った人より、時間が多くあるように感じた。
・「した」方がより多くの後悔を生むが、長期的には「しなかった」方がより多くの後悔を生む。


2050年の世界 見えない未来の考え方

2050年の世界がどのような形態になるのか、膨大なファクトと経済学、地政学、歴史的な観点から大胆に予測しています。
あくまで予測ですが、ファクトをベースとした予測なので確度は高いと読んでて思いました。

変化をもたらす5つの力

・人口動態
・資源と環境
・貿易と金融
・テクノロジーの進歩
・政治


行動経済学が最強の学問である

今までいろんな行動経済学の書籍を読みましたが、本書は行動経済学の本質を網羅的且つ基本的なところから体系的に知れると思います。

非合理の意思決定
・認知のクセ
・状況
・感情


まとめ

自分の興味関心が経済学にあるので、経済系の書籍が中心になりましたが、今年は人文科学を中心としたリベラルアーツを書籍を通して学んでいきたいと思います。


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