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【マガジン】安心安全を実感できるヨガ実践とは?

以前ポリヴェーガル理論について記事を書いたことがあります。マガジン登録の方は復習してからこの記事を読んでください。

RYTの講座の中の項目としても出てくるので、日本のヨガ業界でも特にTTに関わっている方からトピックとして注目されていますね。

僕個人としては、以前の記事にも触れましたが、結局は安心安全という実体験が重要で、その意味でヨガは、暴力的でも鍛錬的でもなく、寛容で優しさに満ちていなければならないと言い続けてきています。

ポリヴェーガル理論の背側・腹側副交感神経系がどうこうということよりも、では実際に安心安全をどうやって実践するのかの方が重要だと思っています。トリグナと絡めてポリヴェーガル理論を解説することに主眼が置かれて実践法についてはあまり紹介されていないように感じるので、今回の記事では僕個人の安心安全のあるヨガ実践について考えをまとめたいと思います。

【安心安全とは】

安心安全とは、何者にも侵される事のない、危険から離れた、自分が自分らしくあってもいい場所、環境のことでしょう。

では何から守られていると考えればいいのでしょう。オオカミなどの獣に襲われることは日本ではほぼないでしょう、、、。

それは、現代社会の中で自分を攻撃、批判するもの、、、例えば、、、

・一般常識
・見栄
・虚栄に対する願望
・過剰な承認欲求
・優越感

こういうものも自分に危害を与えます。ヨガでは、実際の獣から守るというよりも心の制御が目的ですから、こういう自分を崩壊させていく心的な脅威から自由になる事だと思います。

つまり、欲を捨て、勝手な価値観でいい悪いを決めず、ありのままの自分を認めること。

ヨガの実践において、自分を欲や社会的な価値観という縛りから解放させ、純粋な心身の心地よさに気づくことが重要なのだと思います。

また、自分に優しくなれると、それは行為として他者にも優しさとして向けられます。自分に余裕があると人にも余裕がある対応ができます。自分が切迫していると、他者にも切迫した対応をしてしまいます。

ですから、アーサナなどの実践ではゆったりと、心身の声に耳を傾け、快適に行うことが重要になります。

「自分という存在に対して、自らの行為によって安心と安全を届ける」それがヨガなのかなと思います。

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