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依存と自律

ヨガは「依存」と「自律」のどっちを先生という立場は提供すべきでしょうか?

僕には先生がいます。当然のことですね。ヨガを自分で作ったわけではありませんから。

その先生を尊敬していますし、常にヨガを行うときや伝える時にはその先生に感謝の気持ちを持ちながら行っています。

厳密ではないですが、伝わってきたものですので、暖簾分け的な部分があるわけです。

でもまた同時に、僕にとって先生は一人ではありません。

なぜなら、僕個人にとって一人の先生について学べば全て良しとはならないからです。人が伝える以上、その内容には限界があります。

つまり、物事には科学的な側面、医学的な側面、文化的な側面、民族的な側面など多様な側面があります。

例えば、アルコールは科学的には主成分はエタノールであり化学式では C2H5OH(CH3CH2OH)で表される分子量 46 の小さな分子です。

文化的にはお神酒など、神聖なものとして扱われてきました。また、一般の嗜好品としてビールから日本酒、ワインなど様々なものが各国で嗜まれています。

医学的にはアルコール消毒という除菌の役割で用いられます。

このようにアルコール1つとってもどの側面から捉えるかによって意味が変わってくるのです。そこで、1つの側面に関して優れている人に師事しても、他の側面については未熟だったりします。

包括的に学ぶには、様々な側面での学びが必要です。そして、その全てに精通して網羅的に教えをできる人はそういないのです。

ですから、学びとは、自分で行うものであり、ある特定の人に師事すれば全てが分かるというそう簡単なものではありません。

医師であり、文化人であり、科学者で、哲学者でかつ実践者という人は中々いないですよね、、、。かつてのレオナルドダビンチみたいな人はすごかったと思いますが、、、まぁ人ですからどこかしら欠点はあったでしょう。

つまり完璧という人はいないという事です。逆に、人を神格化するとそれは信仰になり、〇〇真理教のような世界に行ってしまいます。

自分がここまでの学びでいいという割り切りができる場合には一人でもいいかもしれませんが、網羅的に血を探求したいという場合には師は必然的に複数人になります。

そもそも、小学生の時は一人の先生から多方面の教科を習ったけど、中学、高校、大学と先生が細分化されていったのは何故か?と考えれば分かりますよね。

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