見出し画像

[シリーズ50:50]バックエンドエンジニア テックリード 村上 健一郎

akippaにワクワクしてもらうことをコンセプトにしてakippa product noteを初めてはや半年が過ぎました。
この手の取り組みは「書くネタも時間もない」的な話になって往々に挫折してしまう中、メンバーも(たぶん)楽しんで発信を続けてくれていて喜ばしい限りです。

いつか、そんなメンバーを紹介する記事を書きたいなーと思ってたのですが、真面目なインタビューコンテンツは弊社のwantedlyでしっかりHRチームが発信してくれておりました。

これはこれで大事な発信なんですが、もっと素のメンバーを知ってほしい、見てほしいと思い新しい企画を考えました。
それがタイトルの「シリーズ50:50(フィフティ・フィフティ)」です。
コンセプトはフィフティー・フィフティーの対等な立場で、相手の好きなこと・好きな場所を一緒に楽しみながら本音にフォーカスしていくというもので、関西エリアを中心にMBSで放送されているハマちゃんの「ごぶごぶ」をパクったオマージュした企画です。

記念すべき第一回はバックエンドエンジニア テックリードの村上さんです!

釣り in 神戸港~明石海峡

相手の好きなこと・好きな場所で素に迫るということで今回選んだのが村上さんの大好きな「釣り」。(そして私も釣りが大好き)

仕事では見せない満面の笑顔を見せる村上さん

船に乗って沖に向かって出発してるところなんですが、見てくださいこの笑顔!
子供がスイッチを誕生日に買ってもらったときのような純粋な慶びに満ち溢れてる笑顔ですよね。
これが素です。

釣り人しかわからないと思うんですが、普通はこんなジーパンとおしゃれなシャツで釣りはしないのですが、新しいアーバンフィッシングスタイルを切り開こうとしているようです。
さすがテックリード。

村上さんとの出会い

明石海峡のブランド鯛を釣ろうと頑張ってる村上さん

ここから釣りの話ばかりするとただの釣りブログになってしまうので、素に迫る話を。

村上さんとの出会いは2016年。
私がその年の6月に入社し、村上さんが10月に入社したので、もう7年くらいの付き合いです。
当時は私がディレクター 兼 開発チームのマネージャー、村上さんがバックエンドエンジニア社員の2人目か3人目くらいに入ってくれました。

当時を振り返って入社動機について改めて聞くと、

子供に仕事は楽しいものだと伝えたく、自分が心から楽しいと思えるサービスに関われると思ったから

とのでした。

それまで受託中心の会社で働いていて、給与を稼ぐために働く的な考え方でしたが、子供に「世の中にこんなに役に立ってるサービスを作ってる」と言えるような仕事を探して選んでくれたのがakippaでした。

7年を振り返ってみて

空と海と明石海峡大橋と村上さん

全然魚が釣れなくて暇なので、7年振り返ってぶっちゃけどうよ?と村上さんに聞いてみました。

こういう発信を通じてなんとか採用などに繋げたい私としては「色々あったけど楽しかった😘」的な回答を期待してたのですが、

色々あって大変だった🤮

という回答を頂戴しました。
素だ・・・

この7年の村上さんを同じチーム、あるいは別のチームから見てた私は知ってるんですが、村上さんは激動のakippaライフを過ごしてきました。
そう、まるで明石海峡の激流のように。
2度(3度?)に渡るチーム崩壊の危機、プロダクト志向な事業展開が定着せずフラストレーションが溜まる開発プロセス、次々と顕在化し積み上がっていく技術課題、難易度の高い開発プロジェクト(しかも要件ふわっと)。

それら乗り越えて今のポジティブな村上さんやプロダクト開発チームがあるんですが、7年もいた当事者からすると振り返ると「大変だった・・・」が本音ですよね。
労いのために今度タングステンのタイラバヘッドでもプレゼントしてあげよ。

なぜ辞めなかったの?

なにやら大物をかけた村上さん(隣のワイルドな人は私じゃなくて船長)

そんな苦労先行のakippaライフの中で「んじゃなぜ辞めなかったの?」というのもぶっちゃけて聞いてみました。

「大変な環境を通じて自分が成長できている実感があったし、それを通じて実装したもので周りから感謝されることが嬉しかった」

村上さんが例で上げていたのが5-6年前にやったAmazon Auroraの導入でした。
akippaはありがたいことにテレビに取り上げられることが多く、Aurora導入まではスパイクするトラフィックをうまく捌けず、せっかく取り上げられていただいたのにサイトが重たい、落ちるといったことが少なくない頻度で発生していました。
akippaの規模のチームだとバックエンドエンジニアがインフラを見ることが多く、村上がこの状況に危機感を持って当時のマネージャーにプレゼンして取り組むことに決まったらしいです。(知らなかった)

結果、Auroraを導入したことでスケーラビリティが高まり急なトラフィック対応などにも柔軟に対応できるようになりました。
テレビと良いリレーションを構築してakippaのご紹介機会を提供してくれている広報チームの活動を支えられたことが印象に残ってるとのことでした。

この件に限らず、akippaはテクノロジーで解決出来る課題がまだまだ沢山あります。
大変な環境が村上さんのやりがいや成長に繋がるという不幸中の幸いな感じですが、でも乱暴にいうとベンチャーってこういうところですし、これを楽しめる人が成長し成功していくんだと思います。

これからの村上さん

見事ブリを釣り上げた村上さん
ダメージジーンズ履いてブリ持ってる人始めてみた

7年といったらベンチャー企業では古株に入る年数になってきましたが、「これから村上さんは何をしたいのか?」ってのを聞いてみました。

大きなチャレンジ・新しいチャレンジは今のメンバーやこれから入ってくる人に任せて、自分はakippaのシステムのこれまで見過ごしてきた・蓋をしてきた問題を潰していきたい

これ、個人的にはとても大事なことだと思っています。
現在、開発プロセスのクオリティも高める取り組みを色々と進めています。
その中には、もちろん新しいアーキテクチャを取り入れるとかツールを導入するとかって聞くだけで面白いチャレンジもある一方で、人数が少なく手が回らないときに見過ごしてきた問題にスポットライトを当てるって話もあります。

そういう話って一見地味だし、そういうのに限って根深い問題だったりして、新しい人に任せるには非効率だったりします。
そこに古株メンバーが率先して手を挙げてくれるってのが個人的に話聞いててとても嬉しかったです。

あと、ブリも釣れてよかった。
魚の引きが強くて、釣ってる最中に「(魚に)負けないぞ、(リールが)巻けないぞ…」って呟いてたのがキモ可愛かったです。

村上さん、ありがとう

ブリを釣り上げすべてを出し切って顔色が薄くなってる村上さん
よく見たら足元だけは釣り人っぽかった

村上さんは最近こんな記事をnoteに投稿してくれてました

7年一緒の会社にいて、もはや戦友な村上さんですが、こんな発信をしてくれたことにちょっと驚きました。
どちらか言うと村上さんは気持ちを表に出さず淡々と成果を出し続ける職人タイプで、こういう意気込みやソフトな感情を出すことは少なかったので新しい村上さんを知れた気がします。

村上さんと私が入社した時には数十万人だった会員様の数も今では340万人以上の方々にご利用いただけるサービスに成長しています。
その成長を支えるために、バックエンドやインフラを日々メンテナンスし、改善し続ける必要があったのですが、それを最も長く責任感を持って取り組んでくれたのは村上さんでした。

村上さん、ありがとう。
あと10年くらいよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?