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僕は皆さんを仲間だと思う事を宣言します

akippaにてバックエンドのリードエンジニアをしている村上です。
これまで数回、エンジニアっぽい記事を投稿したのですが、ネタ切れなので今回は、読書感想文の感覚で、こないだ読んで良かったなーって思った本の話をします。

弊社のProductチームでは、週一で、メンバーが持ち寄ったテーマで雑談をする時間があるのですが、そこで僕が前回、メンバーのおすすめの本を教えて!っていうテーマでみんなに色々教えてもらいました。
僕はエンジニア関連の書籍を読む事が多いのですが、全然違うジャンルの本を読んでみたい!っていう思いに駆られてまして、そこで教えてもらった本を、もう3冊ほど読んだのですが、先日入社した奥山さんに紹介してもらった以下の本が刺さりまして。

アドラー心理学という教えを、教える人と教えられる人の会話形式で解説してくれるような本ですが、有名な書籍のようなのでご存知の方も多いかと思います。
「嫌われる勇気」というタイトルの本ですが、書いている内容は、人の事など気にせず好き勝手して嫌われてしまえ!みたいなニュアンスでは全然なくて、人の事や評価など気にせず、人や社会の役に立つことを積極的にしていこうよ、っていう感じの教えだと僕は解釈しました。
随所に心がけておきたい事がたくさん出てきたので、僕が刺さった内容をいくつか取り上げてみたいと思います。

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

今、あなたに悩みがあれば、それは対人関係の悩みだ、と言い切ってます。
こないだ、ちょっと髪の毛切りすぎて悩んでたんですが、これも人の目を気にしているから悩んでるわけで、対人関係の悩みと言えると思いますw

あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではない

もし今、あなたが不幸だと思っているのならば、それは過去や環境のせいではない。ましてや、あなたに能力が足りないからでもない。これまでの人生に何があったとしても、今これからの人生には、何の影響もないよ、と言ってくれてます。
「幸せになる勇気が足りない」っていう表現もしてました。
これはすなわち、自分の考え方や行動で、不幸にも幸せにもなる事ができるんだよ、他の誰かや何かのせいにしていてはいけないよ、という事かなと思います。

他者の期待など満たす必要はない

他者から承認される必要もないし、承認欲求を持ってはいけない。
僕たちは、他者の期待を満たすために生きているのでもないし、それと同じで、他者も自分の期待を満たすために生きていない、と言ってます。
「他者の期待を満たすために生きない」というのはやや乱暴な言い方かとも思いますが「他者の期待を裏切るように生きろ」というニュアンスでは全くなく、必要以上に媚びへつらい、自分が正しいと思う事を曲げてまで他者のご機嫌を取ることなんてないんだよ、というニュアンスかと思ってます。
同様に、他者もそうなのだから、相手が期待どおりな反応をしてくれなかったとしても、怒ってはいけないよ、という事も書いてますね。
その通りかなーと思います。

自分の課題と他者の課題の分離

これは誰の課題なのかを考え、他者の課題ならば踏み込まない。踏み込むとトラブルのもとになるよ、と言ってます。
やや冷たい考えかもしれませんが、余計なおせっかいはするな、という事ですね。
この書籍では例として、自分の子供が勉強しないケースを挙げてました。
子供が勉強しないとき、干渉して無理やり勉強させるのはよくない。
よくないけど放置もよくないので、現状把握と、子供が助けを求めてきたら助ける用意が自分にはあるのだという事をきちんと伝えておく事が大事だと言ってます。

われわれが歩くのは、誰かと競争するためではない

僕たちが歩く(日々、仕事したり勉強したり等の行動)は、他の誰かと競争するためではなく、今の自分よりも前に進むために行おう、と言ってます。
誰かと競争する事、つまり勝ち負けを意識してしまうと、その競争相手の活躍や幸せを心から喜ぶ事ができませんね。
その競争相手は、同じ会社の仲間である場合もあると思いますが、その仲間の活躍を心から喜ぶ事ができないなんて悲しい事です。
なので、他の誰かとではなく、今の自分より一歩一歩前に進む事を心がけて生きたいと思いました。

最後に

この本は、他にも色々と普段心がけたい事がたくさん書いてるのですが、全部書ききれないので、この辺にしておこうと思います。
最後に書いた、誰かと競争や勝ち負けを意識するという事は、その誰かを仲間ではなく敵として見ているという事だとも書いてました。
あの人より成果を出したい!あの人より幸せになりたい!
こんな感情は捨てて、皆さんを敵ではなく、この記事のタイトルにした通り、僕は皆さんを仲間だと思う事を宣言します
ちなみに、ここでいう「皆さん」とは、akippaのProductグループの方だけではなく、はたまたakippaで一緒に働いている方だけでもなく、akippaを使ってくださっているドライバーさん、オーナーさんだけでもなく、もっと広い全ての方です。
この考えを自分に深く浸透させるのは多大な時間が掛かる事かと思いますが、そう思うようにして生きたいと思います。
因みに、誰かと競争する事が好きで、それが良い方に働いている方もいらっしゃると思いますが、僕はそういう方はそれでいいんじゃないかなーって思ってます。

小っ恥ずかしいポエムみたいな事を書いてしまったかもしれませんが、この本読んで心が軽くなったのはマジでして、もしメンタル弱ってる人がいたら、その方は、この本で言うと対人関係で悩んでるはずなので、一度読んでいただくとよいかもです!



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