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【お腹の痛みと心の弱さ】-16「悪循環、性格も変わる」

 私は元々まじめな性格だったのですが(自分で言うのもなんですが)、神経質、几帳面ではありませんでした。どちらかというと「まっいいか」的な性格で、細かいところまで気にするより、「その時はその時、その時になって考えよう」という性格でした。
 しかし、腹痛にならないために始めた冷え対策から神経質になります。
 腹巻にカイロ、ズボン下が日常生活で欠かせなくなり、うっかりしてカイロの在庫がないと「大丈夫かな、冷えないかな」と心配してしまいます。常日頃から在庫の確認をしとかないと、と思うようにもなっていました。

 そのようなことが積み重なり、気が付くとカイロがない日は、仕事中に冷えてこないかな、腹痛にならないかなと不安がどんどん増していきました。そして些細なことでも気にするようになったのです。
 その性格…心配性というのでしょうか、腹痛・冷え対策のときだけでなく、日常の生活習慣や仕事にも影響していきました。

 外出してしばらくした後、家の鍵はしたかな?コンロの火は消したかな?とか、仕事が終わり職場を出たとき、仕事で使った資料はちゃんと戻したかな?とか、小さな不安が大きくなって、途中で引き返し確認するようになりした。
そのうち、チェックリストを作ってガスコンロや鍵の確認をし始めます。
その行為がエスカレートして、コンロの火が消えている状態を撮影するようになったのです。これは、外出した後に火を消したか確認するために撮影したのですが、写真を撮った事実を記憶しているので見ることはなかったです。

 実際にはやりませんでしたが、火の元や玄関に監視カメラを設置して、外出先から確認できるようにしようかと悩むこともありました。


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