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「商売」ではブランディングの仕事はできないし何も解決しない。

ブランディングをつくる場合大切なこと
企業の人たちを幸せな気持ちにできるのか?
愛しく大切にしてもらえるのか?
使う方達がどんな感情の時でも、大事に思って誇らしく感じてもらい
自分たちの企業や商品のファンに自分自身がなってもらう。

今回、山梨県社会福祉士のロゴを制作した際、
人が福祉や救済、支援に関わる想いってなんだろうと考えてみました。
自分に対しての見返りとはもちろんお金でも感謝の言葉でもなく
素直に人の役に立っているかどうか、という「実感」ではないか。

ブランディングに関しても同じ
作り上げたブランディングが依頼者の心の支えになっているか
企業の戦略として機能しているのかどうか。
まず依頼者への「リスペクト」が大切になってくるんだと思います。

人を知り、仕事を知る。
その価値を知り、純粋に与えることが大切だと言うことです。

そもそもデザインなんて有事の際は必要ないもの
特に福祉の世界ではデザインやブランディングは
全く無縁だと考えていました。

しかし、どんな職業でも戦略があり、
なすべき事を成すための手段を考える。
どんな職業でも「正しく伝える」ためのブランディングは必要なのだと
今回の仕事で感じました。


このロゴマークに込めた想いは
山梨の「y」と県の鳥のウグイスを合わせ
ウグイスの優しい鳴き声が福祉という優しい活動と
写すことで関わる人たちが「福祉という仕事」と
「山梨の良さ」を同時に誇りに思えることを目指しています。

依頼者の人柄や仕事に尊敬をし、
同じ気持ちでなすべきことをなす。
それができて初めて我々の仕事が成り立つ

それぞれのデザイナーがそれぞれの想いで
仕事をしていますが
私はそんな想いで、今後は仕事をしていきたい。

今回の依頼者、山梨県社会福祉士会の会長
渡辺実子さんは言っていただきました。
「すべての人間へのリスペクトがあるからこそ、人間の可能性やストレングス(強み)に着目し、どんな人も環境によって変わることができると考えます。」

この考えに深く共感し、この仕事への関わりを頂けたことを感謝したいと思います。

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