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「商売」ではブランディングの仕事はできないし何も解決しない。
ブランディングをつくる場合大切なこと
企業の人たちを幸せな気持ちにできるのか?
愛しく大切にしてもらえるのか?
使う方達がどんな感情の時でも、大事に思って誇らしく感じてもらい
自分たちの企業や商品のファンに自分自身がなってもらう。
今回、山梨県社会福祉士のロゴを制作した際、
人が福祉や救済、支援に関わる想いってなんだろうと考えてみました。
自分に対しての見返りとはもちろんお金でも感謝の言葉でもなく
素直に人の役に立っているかどうか、という「実感」ではないか。
ブランディングに関しても同じ
作り上げたブランディングが依頼者の心の支えになっているか
企業の戦略として機能しているのかどうか。
まず依頼者への「リスペクト」が大切になってくるんだと思います。
人を知り、仕事を知る。
その価値を知り、純粋に与えることが大切だと言うことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1709285963295-hceAsSRiNa.jpg?width=800)
そもそもデザインなんて有事の際は必要ないもの
特に福祉の世界ではデザインやブランディングは
全く無縁だと考えていました。
しかし、どんな職業でも戦略があり、
なすべき事を成すための手段を考える。
どんな職業でも「正しく伝える」ためのブランディングは必要なのだと
今回の仕事で感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709285663732-TJg42LgZZc.jpg?width=800)
このロゴマークに込めた想いは
山梨の「y」と県の鳥のウグイスを合わせ
ウグイスの優しい鳴き声が福祉という優しい活動と
写すことで関わる人たちが「福祉という仕事」と
「山梨の良さ」を同時に誇りに思えることを目指しています。
依頼者の人柄や仕事に尊敬をし、
同じ気持ちでなすべきことをなす。
それができて初めて我々の仕事が成り立つ
それぞれのデザイナーがそれぞれの想いで
仕事をしていますが
私はそんな想いで、今後は仕事をしていきたい。
今回の依頼者、山梨県社会福祉士会の会長
渡辺実子さんは言っていただきました。
「すべての人間へのリスペクトがあるからこそ、人間の可能性やストレングス(強み)に着目し、どんな人も環境によって変わることができると考えます。」
この考えに深く共感し、この仕事への関わりを頂けたことを感謝したいと思います。
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