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会社がリモートワークを解除しようとしやがるから争ってみた件

はい。こんにちはブランディングプランナー磯野です。

コロナが大旋風を巻き起こしてからはや2年、私の身の回りで一番大きな生活の変化はやはり「リモートワークの推進」でしょうか。

一度目の緊急事態宣言時に、世の企業がこぞってリモートワークを進めるなか、当時の我が社も「右へならえ」と、家族で慣れないレストランへ来た時のテーブルマナーを横目で見るお父さんのごとく、他の会社の動向を見よう見まねで模写する形でリモートワークは全社員へ通達されました。。


見えない不安は「コロナだけ」ではない

2年前の実態がわからない病「コロナ」は不安と恐怖で我々を支配しました。みんな出社することでのコロナ感染に対する恐怖は強く、とにかく早く社員に対して、リモートワークを進めなければと会社あげて試行錯誤しました。それと同時に不慣れで環境も心構えも揃っていない状態でのリモートワークに対する不安。社員、特に部下へのコミュニケーションの部分にかなり不安があったのを思い出します。

実際始まってみると「あら。。やっぱり」の連続。。「ネット環境が悪くてオンライン会議で変顔の状態で静止画になる!!もう顔は出さない!!」「紙への出力できないからミスが多発する!! 」「昨日から鬼電しても田中さんが一向に起きない!!」などなど。。

そして、なんとか仕事の快適な環境が手に入ったかと思いきや、次に襲ってくるのは「集中力の低下」。コロナの影響で仕事も開き気味になってきてるのもあって、ちょっと仕事の調べ物が気がつくと夕方までお目当てのTシャツを探すネットサーフィンへの旅へ。。ちょっとここに棚があるといいな。で気がつくと夕方まで本気のDIY。気がつくと夕方までペットの金魚のふんが落ちるタイミングをなぜか見逃すまいと狙っている。。などなど。。今思うと会社の人の目というのは意外に適度な「集中力」「緊張感」を与えてくれてたんだと感じます。


役員に根付く「出社正義」の意味のわからない思想

やはりリモートワークを進める過程で上層部にも届く不満や不祥事の実態が明らかになり。リモートは生産性の低下だ。リモートはうちには合わない。リモートはやはり解除しよう。との声が上がり始めました。

まずい。ここままでは全員出社させられてしまう。。

今までと違い、仕事する環境も体制も心も整ってない状態で不備が出るのは当然でしょう。リモートワークは改善さえすれば無駄を防ぎ、感染を防ぎ、コストも抑えられる。今、推進するのにいいタイミングでした。遅かれ早かれ世の中はそうなっていくはずなのだから。

しかし、上層部のじいさんは変化を嫌い、自分がやってきたことが正義。とする思いが強く、「出社する奴は偉い」「リモートしてるからミスを起こすんだ」「teamsやzoomなど使えるか!! 会社に来い!!」などと、改善する気もないまま2年前に戻そうとする。まるで自分達の若返りを望むかのように遠い過去の日々に目を細めるじじい達。お前達の過去はもう戻ってこないんだよ。。


「あっそ。さぼってもいいよ。」がリモートの解決につながる

そんな上層部の「リモート解除する、かも?」な声を聞き、自分の出来るかぎり解決策を考え対策しました。解決策は基本、頑張らなくてもいい継続が可能な「しくみ」と、みんなでできる「共有」で解決してきました。また今までの我々社員の思考も変える必要がありました。「サボってても見えない部分はしょうがない、信用し、実績や結果を上げてくれれば良い」「なかなかスタートが踏み切れないのならスタート時間を共有してみんなで進めばいい」「チーム間のコミュニケーションもただの雑談ではなく、有意義な情報共有とディスカッションの場を作る」など。。

意外な収穫として、今までの社の仲間を「対面だけ」で見て上部だけの雑談やコミュニケーションをしていた感じもありましたが、リモートで画面越し以外の「相手を想像する」ことで生まれる、「その人だけの背景」や、時間を切って話すことで「この時間だけ」の、有意義なディスカッションへと変化した気がします。

社員を「信用」し、最低限の「しくみ」で明確な道を作ってあげる。これらを行うすべての土台には人と人の「コミュニケーション」をまずは作りあげる。これでわが社のリモートワークの問題は大半は解決できたと感じます。


出社か在宅か?ではなく、選択できる「自由」が欲しい

コロナは我が社のみならず、多くの企業に利益以外にも大きな打撃を与えたことは事実ですが、天災や自分の影響外のことは考えても仕方がない今後どんな働き方にするか前向きに取り組むしかない。

出社が感染の怖さでできなかった時期、出社していて在宅リモートワークに憧れていた時期、両方の経験を否応なしに感じることができたのは社員だけではなく企業も同じで、両方のメリット、デメリットが明らかになった2年ではないでしょうか。そう、これからは職種、部署、家庭の状況おいて「最適な仕事環境」を選択する時代が来ていると言ってもいい気がします。

親の介護で実家に帰らざる得ない人や、介護や子育てをしながら仕事をしたい人が、十分な能力がありながら退社を選択する必要はありません。また海外にいても社員として仕事できることもこれからは当たり前になるでしょう。

歩みはつまずいて初めて覚えるもの。多様性が重要視させる今、コロナの大きなつまずきが気づかせてくれた世の中の思考の変化でこれからの時代の働き方を出来るだけ快適にしていきたいものです。




ココナラでブランディングプランニングを元にしたロゴマーク制作を行なっております。


ブランディングを元にデザイン業務をやらせていただいています。



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