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フリーのカメラマンに依頼してみたけど、、機材費って一体何の費用? |元旅人カメラマンのお話 #001

2020年4月に愛知県から長野県塩尻市に移住して
フリーカメラマンとしても活動中。
主な活動内容は舞台芸術や演劇、イベント撮影など。

カメラマンに撮ってもらう経験ってありますか?

カメラマンって聞くと、写真館で七五三の撮影や、成人式や結婚式の前撮り、学校行事には必ずいる。ってぐらいでしょうか?
フリーで活動を始めてようやく2年が経とうとしていますが、今受注してくれている方の半分以上は企業や、何かの団体であったりで個人からご依頼を受けることはあまりないのですが、それでも子供が生まれるのでマタニティ撮って欲しいと言われたり、個人で移動販売をされている方がメニュー写真をお願いしてくれたりと様々な方から日々ご依頼をいただきながら何とか生きている。そんな状態です。笑

とまあ、個人でご依頼することって滅多なことがない限りないかと思うのですが、その中でも撮影にかかってくる大体の費用とその内訳ってどうなってるんだい?ってこと気になりますよね。
例えご依頼された方が領収書はいらないよーと言ったとしても、個人でやっている以上見積書や請求書、領収書も作らないと仕事でお金をもらったといえないので仮にそう言われたとしても僕は陰でこっそり作っています。


見積書と請求書と領収書

漢字の羅列!ですがそんなに難しいことではない!

見積書というのはこれぐらいの撮影だとこの金額で撮影できますけどどうですか?って聞くためのもので、請求書はこの金額で決定です、というもの。請求書には撮影に関する代金や受け渡し方法、振込先などが記載されているのでこれは必須です。
で、領収書ってのは簡単にいえばレシート、僕はあなたからこれだけの金額をいただきましたよっていう証明ですね。

ざっくりと三種類の書類がわかったところで、請求書に書かれている内訳。
撮影費、交通費、編集費、機材費、などなどカメラマンや会社によっては記載方法は違うけれど大体はこんな感じなのかなと、、

撮影費はわかる、交通費もわかるけど、機材費って何?ってなりませんか?
機材に毎回かかってるお金なのか?とか、機材費とだけ明記されてもわからないですよね。
ですが、しっかりと理解することでそれは必要な金額なんだと知ります。
やっと本題ですね。

ぼくたちフリーカメラマンは会社に属さないで仕事を受けています、ということはつまり、撮影にまつわる機材全て実費なんです。会社に入っている方の多くは会社からカメラや機材の支給があり、もし万が一買い替えることになっても自分の財布からお金を出すことは少ないと思います。
ですが、僕たちフリーカメラマンはその万が一買い替えることが必要になった場合は当然実費です。
その万が一が当然のようにやってくる僕らは、その時のお金を何とか用意しなければいけない。
カメラだけでも何十万とかかり、編集するためにはパソコンが必要になり、撮影するためにはSDカードなども必要になってくる。
それらを買うためにを作り出すのが『機材費』
カメラマンも顧客のニーズに応えるため、さまざまな機材をより良い仕事をするために機材に投資しており、その投資を仕事で回収していかなくてはいけません。なので必須項目なんです。

もちろんその日のために特殊な機材を借りなければいけない時もあるのでそういう費用でもあります。

撮影費というのはあくまでも撮影に対する労力の対価であって、今後のニーズに応えていくためにはこの機材費を元に新たな機材等を購入する資金に僕はしています。

美味しいご飯に使わせていただきます