いい写真ってどんな写真なの?平行と垂直さえ出せばなんか綺麗に見える!|元旅人の本気で教えるカメラの基本02
そもそも上手い写真の定義って一体なんですか
ぼくの知ってる写真の世界には「上手い」とか「下手」って境界はあまり持っていなくて、どちらかというと「意図があるのかないのか」を写真を見たときには考えてしまう。
このカメラマンはどんな感情でこの瞬間にシャッターを切ったのか、もしかしたらこれは連写した一部なのか偶然が産んだ産物なのか、もし意図がありそうならばとそこに隠れたハッとした何かにぼくは触れたいと思う。
「なんか綺麗」って思ったり「なんかいいよね」って思ったり、それぞれの持つ価値観によって評価されたりされなかったりしていくのだ。
そして「いい写真」を撮るカメラマンの写真を見た時には勝手に先入観で上手いとも感じてしまう。これも曖昧な中にある価値観だからこそのものだろう。
と、感覚的な話はこの辺に、今度は実際に構図のことについても少しだけ話していこうと思う。
平行と垂直さえ出せばなんか綺麗に見える!
これに関して言えばデジタルカメラだけではなくてスマホやiphoneのカメラでも同じことが言えるのだけど、今のカメラには水平機の機能がついたものがほとんどだと思うし、もしなかったとしてもグリッド線っていう画面上にマス目を作るように線が配置してあるはずなので、そういうものを基準にして撮影に臨むだけで今まで撮っていたものとは格段に違ったものにはなっていくのだろうって思う。
実際編集で色味と明るさの次にいじるのがぼくは平行と垂直だ。
周りの木を基準に垂直にしてしまうと『パース』という現象が発生して真ん中よりも歪んで見えるので真っ直ぐには中々合わせずらくなっていく。
なのでなるべく真ん中にあるものに平行垂直を合わせるとそれだけでなんだか綺麗に見えたりするんだ。
建物が歪んでいたりドアが斜めになってたり、そういう写真するならそういう写真にしないとぼくの中では気持ち悪さが残る。
真ん中にものを置いて、平行を合わせるだけ。
たったそれだけで綺麗に見えてなんか少しだけ自分の写真がまた好きになれるから、ぜひ試してみてほしい。
美味しいご飯に使わせていただきます