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【マシュマロ】BLGL作品について思うこと

最近LGBTQ+当事者としてマシュマロで質問を募集したところ、さっそくいただいたので回答してまいります!


お送りいただきありがとうございます👐

LGBTQ+関連のコンテンツについて。LGBTQ+を描いた作品といわゆるBL作品GL作品(百合)を分けて考える考え方もありますが、あえて一緒くたに考えると、僕は昨今一般層の目に留まる場所に展開されるようになっただけでこれまでもたくさん作られてきたしこれからもたくさん作られていくのだろうなという感想です。

一般層、BLや百合を愛好する人やLGBTQ+当事者以外の目に留まりやすい、というのは悪いことではないとも。広く目に留まるということは、その分当事者にもリーチしやすくなるのでは?と思うし、そうやって恋愛が好きな当事者のティーンに届いて、同性に対して「こんな彼氏彼女ほしいー!」ってキュンキュン出来たら素敵なことじゃないですか?異性同士の恋愛作品に自分を重ねられる当事者とそうでない当事者がいるので、自分の恋愛として作品を楽しめる人が増えたらいいなと思うんです。因みに異性愛者の方も同性愛者の恋愛作品を見て自分を重ねることってあるんですかね?ちょっと聞いてみたいかも。
もちろん性描写を全面に出していればゾーニングは必要なのかなとも思うけど、僕も年齢にそぐわない性描写を読んで育ったしなぁ。難しいですね。

恋愛を描いた作品としては、これからジャンルの垣根を越えて普通に受け取られるようになっていったら、優しい世界かなと思います。
この辺に関してはby themさんでも書かせてもらったので返答の補足的に読んでもらえると嬉しいです。


ドラマ版「きのう何食べた?」や「作りたい女と食べたい女」はどちらも好きな作品で、特につくたべは原作も全巻集めていてドラマも全話録画するほど。
ただ、「おっさんずラブ」だけ、ちょっと苦手意識があります。「おっさんずラブ」、作品自体は(見ていないけど)きっと素晴らしいのだと思うのですが、そのポップな立て付けからあまりにも一般層に“作品として”受け入れられてしまったのが苦手に感じる原因でした。
当時僕は職場などでもセクシャリティや女性のパートナーがいることを隠していて。中でも「絶対にカムアウトしたくない」と思っていた職場のおじさんたちが「おっさんずラブ」を見ていて、「おっさんずラブ、見てる?」と聞かれたり、おじさん同士の戯れ(イチャイチャ)に「お前らおっさんずラブするなよ!笑」なんてやっているのを見て
「絶対にこの人たちにバレたくない……!!!」
と改めて心を固く閉ざしました。
「おっさんずラブ」は悪くないのに、勝手に作品にまで苦手意識が植え付けられてしまったのはほんと申し訳ない。でもこういう背景で未だに苦手なんです。
今調べたら2018年春ののドラマですか。渋谷区のパートナーシップ制度開始が2015年の秋だから2年半後くらい?まだまだLGBTQ+についても世間的には「なんか流行ってるな」くらいの時期だったかと思います。その時期だからこそ流行ったのかもしれませんね。

僕のように作品によって苦手意識がある方もいると思うし、もしかしたら全般嫌、見たくないという当事者もいるかもしれません。逆にどの作品もなんとも思わないよ〜というかたも。
なのであくまで僕の感じ方として受け取ってもらえると嬉しいし、制作側も当事者に対し間違った捉え方でなければこれからもどんどん作っていってほしいなと思っています。

さいごに僕が好きなBLや百合作品を貼っておきますのでよかったら読んでみてください〜!

僕らの地球の歩き方 1巻 (EDEN)

かけおちガール(1) (Kissコミックス)

新宿ラッキーホール (onBLUE comics)

付き合ってあげてもいいかな(1) (裏サンデー女子部)

https://amzn.asia/d/4MBSPMu


𖤣𖥧𖥣。𖤣𖥧𖥣。𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧⚘
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答えにくいものはお答え出来ないかもしれませんが、改めて聞きにくい素朴な疑問や「こういう場合ってどう思う?」「こういう時どうだった?」といった質問など。
当事者はもちろん当事者でない方もOKです。
LGBTQ+専門家ではないので、あくまで当事者のひとりとして回答いたします。

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