【by them更新のあとがき】僕とボーイズラブと百合と
僕がボーイズラブに出会った2000年、同性愛は「禁断の愛」だった。
こんにちは、椎名です。
マンガが大好きで、BL(ボーイズラブ)や百合(女性同士の恋愛作品)も異性愛の恋愛作品と分け隔てなく好きです。
それが僕がセクシャルマイノリティであることに由来しているかは正直自分ではわからないのですが、当事者でありBLや百合も好きなマンガ好きとしてやっぱり思うところはあったりするんです。
というわけで今回の更新のお知らせは、セクシャルマイノリティ当事者でBL・百合ファンの僕が考える考える「BL」や「百合」作品のこれから。です。
同性愛は、禁断の愛じゃない。ファンが考える「BL」や「百合」作品のこれから
何かを好きになる時って、「好きだから変わってほしくない」ことがたくさんあるけどこのことに関しては「好きだから変わってほしい」ことだなと思います。
当たり前の価値観がどんどん変わっていく今の世の中で、BLや百合も変化していってほしい。その中で「禁断の愛」だった頃のことを描くような作品は、今でいうロミオとジュリエット的な、あくまでその恋愛のかたちが禁断とされていた頃の物語として位置づけられるようになるといいなぁなんて思います。
記事ではもっと詳しく書かせていただいているので、よかったらご一読いただけると嬉しいです。
.｡.:*♡
僕とボーイズラブと百合について
僕がボーイズラブに出会ったのは2000年。小学校５年生の時のことでした。
当時某アニメにダダハマりし、お小遣いでアニメ雑誌を買い漁っていて。
その中のとある雑誌の投稿コーナーに、好きなキャラクターがギャグとして女装しているファンアートが掲載されていました。
それに雷で撃たれたような強烈なトキメキを感じてしまったのが、ボーイズラブファンになった大きなきっかけです。（その後書店でその作品のアンソロジー集を買い揃え無事沼にハマりました。）
それ以前からアニメも漫画も大好きだったので素養はあったのでしょう。
某アニメ雑誌に某アニメのキャラクターにチャイナ服を着せたイラストを描かれたどこかの誰かさん、ありがとうございます。おかげさまでその後の人生がめちゃくちゃ楽しいです。今でもノンケ男性(BLにおいてはあくまで便宜上の)×女装は好物のひとつです。当時は「BL」「腐女子」なんて言葉が広まる少し前で、「やおい」「801」なんて言っていました。腐女子ではなく「豆腐っ子」なんて僕の周りでは呼ばれてましたね。
因みに性別違和は感じているものの、女の子と付き合ってもいなかったのでセクシャルマイノリティである自覚は無いに等しかったです。
作家さんでいうと、雲田はるこ先生ともろずみすみとも先生が好きです。雲田先生の「新宿ラッキーホール」は好きすぎて電子と紙と両方揃えました。そしてなぜか２巻を２冊持っています。なんでなんですか。
ヤクザ✕ポルノスターでポルノスター✕ヤクザはグッと来ないわけない組み合わせ。
2巻の彫師と若頭の組み合わせも大好き。
百合との出会いは、志村貴子先生の「青い花」がきっかけでした。
当時高校を卒業したかしないかくらいの年齢だったので、この時はセクシャルマイノリティの自覚がしっかりあって女の子と付き合った上で、百合は好きになりましたね。
その後ゆるーく好きなままいて、岸虎次郎先生の「オトメの帝国」で完全再燃しました。あーちえ最高！！！！！
「オトメの帝国」はハッピーでかわいくてちょい切なくて明るめの百合で好き(語彙力)
切ないのが強めでおすすめは「付き合ってあげてもいいかな」ですかね。
「付き合ってあげてもいいかな」
もーーー切ないし苦しいしリアルなのに可愛いしで情緒が不安定になります。でもそれがいい。可愛い画風で抉ってくる系です。ギャップ！
(おすすめはリンクを貼る主義です)
因みに異性愛の恋愛作品や、恋愛要素がある作品も好きです。
最近アプリで読んでる特に好きな作品はこんな感じ。
「久保さんは僕を許さない」
「翼くんはあかぬけたいのに」
「悪女は砂時計をひっくり返す」
「異世界女王と転生デザイナー」
異世界女王と転生デザイナーは、最初恋愛要素なくて。その頃も面白かったんですが、恋愛要素出てきてからグググっと面白さが増した気がします。ええ。課金するほどに。
悪魔は砂時計を〜は恋愛ものにカウントするには賛否あると思いますが僕は入れます。俄然アリアお嬢様派です！
ひとしきりオススメしたら気が済みました笑
冬季休暇中など、お時間ある時によかったら読んでみてください！
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