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不登校を解決する二つの視点

不登校問題を2つのアプローチで解決を考えてみた。まず要因として、三つ「学校」「家庭」「本人」。。。一つ目は「本人」に注目した心理学的アプローチ。もう一つは「学校」に注目した多様な教育というアプローチ。なんか、それぞれ解決に動くとチョー面白そう!!!

① 心理学的アプローチ【考え方を変える】

自分の意識を変えるアプローチでカウンセラーたちがよく使うツールとしてのアドラー心理学。アドラー心理学は、一言で言えば、「トラウマを否定し、いま・ここで自分が決める」心理学なんだそう。

例えばコーヒーをこぼされた客が店員を怒鳴た場合を考える。常識的に考えれば、「コーヒーをこぼされたこと」が原因で、「怒りの感情」や「大声で怒鳴りつけたこと」が結果に思える。でも、アドラー心理学はこのような原因論を否定する。客が怒ったのは「コーヒーをこぼされたから」ではないって考え方。だってコーヒーをこぼされても、それなりに冷静に対応する人もいるわけだから。  このとき、Aさんには「店員を怒って怒鳴りつけたい。一方的に屈服させたい」という「目的」があったからこの行動にでた。自分を優位にしたい、他人を支配したいという思いがあったということ。だからそう行動したのだと、アドラーは考える。なるほどーって感じ。。。そう来たか!!!

これを一般論として考えてみると、客は店員との関係を縦の関係(先輩や後輩、上司や部下など)にしようとしている。それだと支配や依存が産まれてしまい自分で解決することが出来ない。でも、対等な横の関係を大切にして考えると、対処方法を前向きに、かつ冷静に考えることが出来る。だから、横の関係を大切にすることが重要ってこと。

このアドラー心理学をサイコセラピーに応用したものとして、アルバートエリスの論理療法がある。この論理療法はアドラー心理学の理論を簡易に、かつ、ロジカルに分析できる方法として広くカウンセリングで用いられるもの。簡易にかつロジカルに分析できるという特徴は、非常にアルゴリズム化しやすいという特徴でもある。そのアルゴリズムを、AI搭載のチャットボットに組み込み、Siriのようにスマートフォンなどの端末からアクセスできるようにする。それが、不登校などの問題のある児童生徒の気軽な相談相手となりうる。

スマホで相談して、結果をスマホにご報告。つまり、アプリとおしゃべりするとAIが学習して自分だけの相談相手が出来上がり。まさにドラえもんだぁ!!!!

② 多様な教育というアプローチ 【環境を変える】

リモート環境が充実する中、教育の在り方も多様性を持ち始めている。小中学校では児童生徒一人一台タブレット端末を持ち、教育の環境を広げるチャンスとなっている。

その中でN高やS高など「IT×グローバル社会を生き抜く“総合力”を身につける多様なスキルと多様な体験」という従来の通信制高校と全く違うアプローチで18,731人もの在校生を集める新しい形の学校なんかもある。ちょースゲーって感じ。

また、2012開校の新設校ながら、東大はおろかスタンフォード大学よりレベルが高いとされているミネルバ大学。四年間で七カ国を飛び回り各都市で課題解決型インターンシップを行う通信制ながら寮制という特殊な形態でグローバルリーダーを育てているらしいい。。。

小中学校は義務教育であり、そう簡単に新しい形を作るのは難しい。しかしながら、出席日数が足りていないからと言って進級、卒業できないということはないわけで、行きたくないものを無理やり連れ出すのはいかがなものかと思う。調べる中で小中学校からの多様な教育があってもよいと考えた。固定概念にとらわれず、新しい学校のカタチが多々あり、そこから自由に選択できる状態であったら、それぞれに合う形も見つかるのでは???