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NZ放浪記③〜リアルサファリパーク〜

10月25日
今日は、パスポート更新、そして大きな町でしかできない買い物を色々するために、日帰りでクライストチャーチに行くことに!
クライストチャーチまで片道3時間はかかるので、朝7時日の出とともに出発し、夜遅くに帰ってくる予定。

久しぶりの大きい街に、なんだかテンションが上がる。
今までファーム生活をしていて、かなりの田舎に住んでいたけれど、どこに住んでいても町まで1時間弱で行けることができたので、tekapoはまた別格なんだなーと実感した。


最近、自分で携帯のデータに制限をかけ始めた。一番安いプランでギガを少なくし、携帯をむやみやたらに触る回数を減らすことを心がけている。
したい調べごとがすぐできなくなることへの不便さを感じながらも、3日もたてば意外に携帯に対しての執着がなくなっていく。
紙のマップや、情報誌、人に聞くことで、その街の情報を得たり、天気を知ったりと、以前より効率も悪く、時間もかかるけれど、その土地とのつながりや、自分で探すことへの自己肯定感が上がるような気がしている。
Tekapoに住むことも、多分その一種なんじゃないかな、と思う。
街にあるのは、必要最低限のお店。大きな町までは2時間ー3時間とかかる。
こんなになんもなく、周りから遠いところ、と思うかもしれないけれど、いざ住んでみると、今までで普通と思っていた便利さが案外、必要ないと気づいたりもする。人によるけれど(笑)


私も含め、今の現代人はどれだけ、効率化を求め、速さを優先していたことが、”不便”な生活を通してとても感じた。

私はやっぱり、生き急いで周りの豊かさを見えなくなるより、不便でも効率が悪くても、場所や人、自然、動物と繋がりを感じていたい。

クライストチャーチでは、色々済ませて、結局帰るのが夜遅くになってしまったのだけれど、その帰り道がリアルサファリパークだった!

まず初めに出会ったのは、ワラビー。ワラビーなんて見たことがなかったから、最初に目にした時は、宇宙人かなんかかと思った(笑)
彼らは以外に落ち着いていて、こちらも注意して通り過ぎることができた。


次が、鹿。野生なのか、ファームの鹿なのかわからないけれど、当たり前のように1mあるフェンスを飛び越えていたから、何回もきているんじゃないかな〜
2−3歳の若い雌鹿だったと思う。

あとはお馴染みの、うさぎ。めちゃくちゃいると言われている彼らだけれど、昼間は見ても一日10−20羽。
それが夜中になると、道路の脇にずーっといる!笑 多分100羽以上は見た、、、

それから🐱。気をつけるんだよ〜


朝早く出て、一日中慣れない人ごみを歩き続け、長距離を運転した私たちの真夜中はくたくただったけれど、野生(?)の動物を見た時には、アドレナリンが出て、目が一気に覚めた。

だけれどこれらの動物は、ニュージーランドにもともといる植物や動物を殺してしまうため、全てpest(害獣)対象となるのだからなんだか複雑な気分だ。

この目で見ると、彼らは立派な命で、生き物で、私たちと同じように確かにそこに生きている。

人間が、勝手にこの島に連れてきて、時代が変わると勝手に悪者として仕立て上げた。なんだか人間って都合のいい生き物だな、と思う。

一番のpestは私たち人間なんじゃないかな、とさえ思う。
何よりこの美しいニュージーランドの自然や動物が、なくなってしまうのは悲しい。

何が善で何が悪かわからない世界、自分の目で真実を見て、学び、考えていかなければいけないな、と強く思う。

難しい話だね。

明日は友達がやってくるから、今日は帰ったらすぐ寝ようと思う


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