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「なまえ」は両親からの最初で最愛の贈り物。

緊急事態宣言でお家にいたGWに、ふと自分の「なまえ」をイラストにしてみようかな~と思った。
「なまえ」をどう装飾するか考えていったら、ふと、親が作った子どもの頃の写真アルバムを思い出した。
何年か前、写真アルバムの大整理をして子どもの頃の分厚いファイル形式のアルバムは、全て中身を取り出して移し替えた。
アルバム自体は捨ててしまったけど良く覚えているのは、赤黒チェックの布張りのアルバム。
私の生まれたときからのホンワリかわいい(自画自賛!)あかちゃん写真で埋まっている。
私の歴史の1冊目。
チェック柄のアルバムの表紙をめくると そこには

素直なよい子になるように 直子

と母の達筆。(母は私と違って字が美しい)

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「なまえ」は、両親の私への最初で最愛の贈り物。
  そして、その「なまえ」は両親が私に望んだ生き方。願い。

その時代にはたくさん直子ちゃんがいて、
そのうちの一人の私は、ずっと平凡な「なまえ」に対して良いも悪もなーんとも感じていなかった。
自分がその願いに叶っているかどうかなんて意識もしなかった。

でも大人になるにつれて
ホントは好きなのに、好きって言えなかったり
ホントはイヤなのに、イヤって言えず我慢したり
ホントは怒りたかったのに、ぐっと飲み込んだり、
ホントは楽しみたかったのに、周りに合わせて辞めちゃったり、
ホントは嬉しかったのに、そんなことないよ~受け入れなかったり、、、
 「素直」じゃなかったことはたくさんあったな。そう思い返す。

「素直で」と願ったその時の親の気持ちは、どういうことだったのかな。・・
ほわほわでぷくぷくな、生まれて間もないあかちゃん直子をジーと眺める。
 あかちゃんって「素直」そう。
ピュアで、無防備で、全てを吸収しちゃう綿みたい。
全てを受け入れている。
そうか・・・全てを受け入れてるのか。
まっすぐにこっちを向いて、まだ変なフィルターもなしに信じ切って。

「素直で」っていうのは、もしかして
「ありのままを受け入れる」ことなのかも。

自分のこと、自分の気持ち、相手のこと、相手の気持ち。
「ありのまま」を受け入れる。

でも大人になった私は全てを受け入れっぱなしでは、パンパンで重い。
だから
受止めた後に「自分のホント」=「自分の感性」に従って選んで行動していけばいいんだ。きっと。
人に合わせず、がまんせず、背伸びし過ぎず、
等身大の自分で今できることをやっていく。
その積み重ねなのかな。

「素直である」ことは
「ありのままを受け入れて、心地よくなること」
そんな風に思えてきた。

お父さん、お母さんは
「ありのままに自分らしく生きて欲しい」
そう願ったのかな。きっと。

そんなことを考えていたたら、
「直子」というなまえがとても素敵で愛おしい。

「直子」は両親からの最初で最愛の贈り物。 
  お父さん、お母さん、ありがとう。

因みにおなまえデザインはまだあがってない(笑)

写真:母TAEKO作・ボタニカルアート「レンゲ」「チューリップ」

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