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【読書】マーダーボット・ダイアリー(上)

21年10月~12月は、コロナも落ち着くかというような収束ぶりでしたが、年明けからオミクロン株がはびこり、私はまた蔓延防止条例で外出を控えております。皆様、如何お過ごしでしょうか?

人によっては、既に弱毒化しているし、風邪みたいなもんだから気にすんなという人もいるし、答えが無い故にどのようにアプローチするかはその人の思想信条主義主張が出て、興味深いなあと我ながらウオッチしております。私は会社方針で極力リスクを避ける生活が推奨されている事、及び妻が所謂エッセンシャルワーカーのためおとなしくしております。ええ社畜です。

という事で外に出る機会も減っているので、読んでみたかったけど読めていなかった本を読んだりしており、そんな中で非常に面白かったので、この本をご紹介したいと思います。

北米ではヒューゴー賞、ネビュラ賞といった著名なSF作品の賞を受賞しており、昨年の日本翻訳大賞も受賞した本作。主人公の自称マーダーボットの一人称が"弊機"だったり、いかにもロボット然とした内なる声の描写が珍妙かつ軽快で非常におもしろおかしく感じます。しかも過去に統制モジュール(警備ユニットを管理するためのモジュール?)の問題で大量殺人を犯した過去があり、今は暇があると娯楽チャンネルにアクセスしたりダウンロードしたドラマに耽溺するのが趣味というなんとも言えないキャラ設定。

アクションシーンの描写や、電脳戦(警備ユニットはハッキングなども出来る)も翻訳されたものとは思えないほど軽快かつスリリングに描写されており、読んでいて面白さが止まらない一品でした。

この上巻は、物語の核となるマーダーボットとメンサー博士の出会い、続編でも出てくる超高性能な調査船の操縦ボットART(Asshole Research  Transport)との出会いのエピソードが描かれており、単純にお話として面白い+今後のストーリーの広がりも期待できる最&高な出来栄えになっております。

私は、下巻及び続編のネットワークエフェクトも読了済で堪能しております。とにかく、マーダーボットをはじめ出てくるキャラクターが魅力的で、冒険や他者との関わりの中でマーダーボットが少しづつ変わっていく(人間臭くなっていく?)様が愛おしく大好きになる事が止められませんでした。

まだ翻訳されていないものもあるそうなので、個人的に超期待しています。SFファンのみでなく、いろんな人におススメ出来るシリーズです。

ちなみに北米版の表紙はこんな感じ↓。日本版との雰囲気の違いが凄い。

しかし日本版で読むと、日本版の表紙でも違和感がないので不思議やな~。

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