【読書】小川一水「時砂の王」

私自身、あまりSFは読まないし、本のジャケットがアニメっぽい(いわゆるラノベ)は手をつける事が少ない本読みなのですが、とあるきっかけで、この本を手にし、勤労感謝の日に一気読みしたのでご紹介したいと思います。

学生の頃~独身の頃は、時間に余裕があったので自分でネットで調べたり本屋で面白そうな本を探したり、という事をしていましたが、結婚して子供も居て、という状態ではなかなか手が出ないので、ネットの信頼出来る読み手の方の情報や、ライムスター宇多丸さんのラジオ アフター6ジャンクションの秋の推薦図書特集で紹介された本ををチェックして、興味があるヤツを時間がある時に買うパターンが多くなっています。

そんな中でもRiverside Reading Clubという本好きのチームの選書はかなり自分に合っていて、参考にさせて貰っていました。またこの方たちはHip Hopも好きという点でも私と趣味が合っていて、そのスタイルにかなり憧れを持っています(メンバーのLil MercyさんはWDsoundsというレーベルもやっている。)。

そのWDsoundsのHPで最近彼らのロゴの入ったトートバックがあってまたカッコ良かったので、思わずポチってしまったのですが、発送されてきたバックに、オマケ?で同梱されていたのがこの本でした。

内容は人類を壊滅させようとしているETという生物を根絶するために人によって作られたメッセンジャー オーヴィルが邪馬台国時代の日本までさかのぼり、卑弥呼達と協力してETと戦っていくというもの。

正直、名前も聴いた事がない(小川一水さんは星雲賞も取られているので間違い無い方です、私が無知だっただけ・・・)方の本で、どうかな~と思って読み出しましたが、ここの所、エッセイや塩野七生の歴史本をずーっと読んでいて物語に飢えていたのか、一気に読み込めてしまいました。面白い!

Riverside Reading Clubのインスタで他にも小川一水さんの本が紹介されていたので、さっそくポチリ、しばらくはSFの世界にどっぷり浸かってみようと思います。

読書の幅が広がる良き出会いでした~。

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