何度も何度も辞めようと思った。
今の職場に転職してもう11年になる。
中小企業で人数も30人行かない小さな会社だ。
周りを見わすと気が付けば自分が入社した当初から考えるとメンバーがほぼ一新している。
各部署全て面接をさせていただいた方々だ。
自分より上になるのは、取締役だけだ。
そりゃ年も取ってるし、責任も重たくなるわな。と思いつつ、振り返ることも多くなってしまった。
入社当初、年配ばかりのアナログ会社だったので、この会社にいれば必ず改革が出来る。
やったら、やっただけの成果が面白いように出ると楽しくて仕方なかった。
もちろん、大先輩、アナログ世代、今までのやり方を貫き通す方々とは何度か衝突した。
その度に改革し、システム化で結果を出してきた。
役員からは評価していただけたが、現場の空気を悪くしていったのは事実だった。
若造が生意気なことを進め、やり方を変えていく、正しいと思ってやってきたことが反対されるベテラン層には屈辱的だっただろう。
数年間でベテランの定年や、新人の人間関係などで色々な人が辞めていった。
人間関係ではとくに自分もダメージをくらい、何度も何度も辞めようと考えたことがあった。
最後にたどり着くのはどうしても社長と反りが合わないになってくる。
それであれば、会社なんてものは沢山あるのだから辞めれば良かった。
ただ辞めれなかった。辞めるのが怖かったのだろう。
すぐ人のせいにして、自分は正しいと思い込み、自分の中の正論を相手に叩きつける!
どうしてもぶつかり、人間関係がおかしくなる。
まず直さなけばならないのは自分だった。
振り返ると早11年。
あれだけ文句を言っていた若造が今では後輩に指示を出している。
スケジュール、業務内容、アクション方法など。
管理を任され指示をしている。
文句の言えた先輩・上司はもういない。
いるのは後輩のみ。
自分の判断が会社を左右することもある。
あの時、何度も何度も辞めようと考え、結局辞めなかった自分判断は正しかったのだろうか。
その答え合わせをこれからの後半戦でしていきたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?