見出し画像

ここがダメだよ公務員3

現役地方公務員が語る

さて早くも第3弾書こうと思います。
理由は1つ。
今まで外に向けて問題定義することがなかったので、楽しいんです。
内部には散々言ってきましたが、基本何も変わりませんしね笑
今回は、前回の内容と関連して昇進の話にしようと思います。

地方公務員は...

昇進制度が時代遅れ

これですね。
まぁ例によってひどいの一言。

昇進試験

まずこれですね。
内容によってはあってしかるべき制度でしょう。
必要な知識を有しているか見極めるための筆記試験、考え方や思考力を測るための論文、面接、色々手段はありますね。

しかし、地方公務員の係長昇進試験は、地方公務員法、地方自治法、行政法、市政、一般教養を問う筆記試験、論文及び面接です。

後半の論文、面接はまぁいいでしょう。
だが、筆記試験!てめーはダメだ!!

いや何の知識を問うているのかと。

まず使わないんですよ。
法律の知識。(部署にもよります)
いや、まったく使わないことは無いんですけど。
必要な時に確認するだけでいいくらいのレベルなわけです。(部署にもよります)
にもかかわらずメインの出題が法律って。

それができたから何なん!?
(何度も言いますが部署にもよります)

ここからは持論になってしまうんですが、係長以上の管理職って自ら仕事を鬼のようにできる必要はないと思うんですよね。
実務は係員がやるわけですから。
それでいくと、必要なのは知識、状況把握能力、判断力、マネジメント力ってところでしょうか。

あれ、知識...。
じゃあ筆記試験重要か...。

いやいや、知識って言っても法律じゃあねー!!!
必要なのは業務に係わる知識でしょう。
仮に法律に関する試験だとしても、例えば水道局なら水道法。とかそういうことでしょ!
一般教養も入庁の時にやってるから!
一定の水準以上のやつを採用してんだから、今さら測るな!
そんなんできてもいい係長にはなれん!
(あくまで持論です)

と、まぁ目的がわからない筆記試験をまず通過する必要がありますと。

試験の評価

筆記試験に合格すれば、論文と面接に進むわけですが、そこは特に問題ない(第2弾で話したとおり、人事評価が機能していない状況で昇進していった人が面接するので、そんなやつらに昇進できる適正のある者かどうかの判断ができるのか甚だ疑問ではありますが)ので省略しますね。

実は、筆記試験の評価は試験そのものの点数以外に、直近数年の人事評価の結果や、管理職からの推薦点、年齢点などが加点されるんですね。

はい、ここでも出ました人事評価。
これがそもそも機能していないのに、その評価を点数に加点していくわけですね。
そして終いにゃあ、推薦点まであると。

どうあがいても上に気に入られたもん勝ちです。
そして上に気に入られるのは、そう、
「ただひたすらに業務をこなし続けるロボットの如き人」

地方公務員の業務なんて無駄しかないというレベルで改善点に溢れているのに、それには目もくれずただひたすら作業する人が上に上がっていく。
そしてそういう人が評価するのもまた、同じような人間であると。

うーん、たまりませんね。


まとめ

ということで昇進について話してきましたが、私は係長になりたいとは思いませんし、なれるチカラもありません。
ですが、人事評価を含めた今の歪んだ評価制度ではなく、必要な能力に秀でた人材を上に引っ張り上げられるような、そういう組織であってほしいものです。

第3弾まで書いてきて、なんやかんや言ってますけど、結局は今までの意見を通すチカラも実績もないくせに文句ばっかり書いてる自分に一番腹が立ちますけどね。
本当に優秀な人は、今まで私が言ってきたようなことをもっと的確に、具体的に提案して実現するだけのチカラがあるんでしょう。
私にはそれがありません。
ここで愚痴るのが精一杯な小物です。
ただ、それを悩んで病んでもしょうがないので、言いたいことは全部書き切ろうと思っています。

引続き、どうにか誰か1人でも共感したり、反面教師として参考にしてくれたらなーと思います。

別の自治体の方、コメントくれれば講演しますよー
意識改革して楽しい職業にしていきませんかー
よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?