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サンドイッチ弁当のバラエティ

こちらの学校は給食がないので、子どもが学校に行っている間は、子どもと夫に毎日お弁当を作っています。canteenに軽食は売っていますが、Wrap(←ラップ:薄い生地のようなものに肉や野菜などの具を巻いたもの)ひとつとコーヒーとセットでA$15(¥1400程度)し、バカ高く、毎日買うのは無理です。

オーストラリア、他のところはわからないけど、シドニー近郊は、食材をスーパーで買い求める分には、野菜やお肉の値段、そんなに日本と変わらないと思います。チャイニーズやコリアン系のスーパーも主要な街には存在していますし、そこでリーズナブルに和の調味料や乾物も手に入ります。もう随分前のことなので今はどうかわかりませんが、英国にいた時よりも、和のものだけではなく、東南アジアやインドの食材も入手が簡単で、色々試せて、自炊は楽だなあと思います(もちろん色々無いなかで、現地の食材を使って工夫して自炊するのも楽しいです)。しかし、先ほどのcanteenの例のように、一事が万事、外食は高い。特にファースト・フードが「え、これでこの値段!がっかり」って感じることが多いです。

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さてお弁当ですが、色々変遷しております。保温ジャーを持っているので、最初はこれを活用していました。チャーハンやパスタをもたせたり、夕飯のあまりのカレーや肉じゃがをジャーに入れておむすびと組み合わせたりしていました。そのうち夫・息子、両方からクレームがきました。夫はジャーにスプーンがカンカン当たるのが嫌だそうです。息子からも、ジャーを開いてスプーンを出してがっつり食べるのが嫌、昼休みにはサクッと食べて、さっさと次の行動(遊ぶなり、ゲームするなり)に移りたい、とのことでした。夫の場合は木製のスプーンを使えば解決しそうなのですが、2人に違うお弁当を作るのは面倒なので、ジャーの利用頻度は落ちました。

次に考えたのは”おにぎらず”弁当です。お米、野菜、動物性タンパク質バランスよく、しかも片手でサクッと食べられます。素敵じゃないですか。これもそのうちクレームが来ました。夫からは白いご飯に色々のっているのが好きじゃないというもの。そういえば丼モノ好きじゃなかったね。息子からは、みんなに「寿司食ってる」って言われるから嫌だ。「これは寿司ではない」という説明をするのはオレの英語力では無理、というものでした。そんなことでこれもボツに。

それからはサンドイッチ一択です。サンドイッチは"保温ジャー時代"や"おにぎらず時代"の合間に作っていました。合間に作る分には全然困らないけど、毎日となるとネタに困ってしまうんですよね。ハム、ツナ、ソーセージの動物性タンパク質に、レタスかキャベツの千切りにお塩したものを組み合わせ、あればチーズが入るという感じ。もう毎日これ。食べる方は飽きるようで、どっちもランチ以外でパンはもうイヤ、という具合になってしまいました。

今は春休み。お弁当が必要なのは夫だけになったので、サンドイッチはできるだけ作らず「ジャー+おにぎり」でしのいでいます。また学校はじまったらサンドイッチ生活です。どうしようかなあ。サンドイッチにポテトチップの小袋とバナナ1本、たまに小さなマフィンやTimTamがつく、というのが定番で、作る方は楽といえば楽なのですが、バラエティを求められると困っちゃう。今のところは、中身はあんまり広げることができないので、パンの方を変えていこうと考えています。そりゃ、サブウェイや他のサンドイッチ屋さんのバラエティってすごいけど、家庭料理でそれをするのは難しい。家でつくるサンドイッチにバラエティは少ないという事実に、早く夫と子どもが慣れてくれるといいなあと思っています。

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