見出し画像

推しのススメは奇跡を起こす~諦めない力~

先日のおは戦ツイートです。

どうも。なおです。
世の中には2種類の方がおられます。
その人の持っている力を
①「そこそこ 100% 出してくださる方」
②「シャカリキ 2000% 爆発させてくださる方」

②は、「スキ」とか「憧れの人」、いわゆる「推し」です。
推しの力って、半端ないですね。

ケルティックハープを始めて数年が経つのですが
途中、事故にあって首をいためたり、一度やめたりとなかなか順調では
ありませんでした。
それでも、先生とのレッスンが楽しすぎて、いつかはお洒落なカフェで
一緒に演奏をしたいという夢があります。
先生は私にとって憧れのハーパーなのです。

昨年、発表会がありました。
コロナ禍ということもあり、出場者は人数制限がありました。
えぇ、早々に落選してしまいました。
内輪の発表会といえども、私の演奏はそこまでいっていなかったのです。
わかっていたとはいえ、現実を受け止めるのは別ですからね。
「大丈夫です!」という謎の返事をしながら笑顔は固まっていました。

その頃、仕事が終わり家に帰るのは19時から20時頃。
時間的に音も出せないため平日の練習は諦めて、土日の昼間に時間を作っていました。
ただ、土日は練習以外にも平日のしわ寄せで別件が入ることが多く、
実際は練習に没頭することは出来ていませんでした。

先「毎日5分でいいから楽器に触って下さい。」
菜「平日は残業が多いので…土・日曜日なら時間が取れます。」
先「毎日触ることが大事です。」
菜「音が出せないのですが…」
先「毎日5分でいいから楽器に触って下さい。」

推しの言うことは絶対!

好きな先生を信じて、毎日5分はハープをカバーから出して触りました。
セットをすると音を出したくなるものです。
私は19時までに帰ったら練習しようと決めました。

残業をどうするか。
仕事の効率を上げるというよりは、すべて一人でやっていたことに対して
仕事の見極めをつけることにしました。
自分のためにではなく、後任を見据えたやり方に切り替えていきました。

少しづつ理想の形に近づくものの、ストレスから右耳が不調になりました。
音が半音下がるように聞こえてしまうため練習どころではなくなりました。
そして、先生に会えたのはそれから7ヶ月後の昨日でした。

耳が落ち着いてきた一か月前から、もう一度練習を始めていました。
仕事もハープを奏でてもいい時間に帰るように出来る限り調整しました。
本当に5分しか音を出せないことも、疲れてハープをセットできず、触るだけで楽譜を眺めるだけの日もありました。
続けられたのは「推しとの会話を裏切らない」そう決めていたからです。

久しぶりのレッスンは緊張しました。
レッスン曲が曲らしく聞こえていることに、ホッとしながら弾き終えた時でした。

「いいですね!秋の発表会を目指しましょう!」

一瞬で喜びが富士山を軽く超えました。
(褒められて伸びるタイプなのですよ!先生!)
もちろん、細かな課題はありますが、発表会用の曲もその場で決めていただきました。
動き出した秋の発表会。嬉しすぎる!

右耳の音が聞こえづらくなった時、やめたほうがいいのかと揺れていました。
でも、もう一度だけ頑張ろうと思えたのは、
自主性を信じて、
可能性を引き出して下さり、
ハープが心から好きで、楽しませてくれた先生のおかげです。

諦めない力。 推しからの奇跡のプレゼントに、感謝。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?