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パラアスリートとの出会い

こんにちは ナカちゃんです。

今日は、1回目のワクチン接種。意外と副反応も軽かったので、こうして記事を書いています。

 医療従事者の皆さんが、献身的に働いてくださっていることに、本当に感謝です。ありがとうございます。


 学校では、今でもコロナの影響で、様々な教育活動に制限がかかっています。

旅行的行事だけではなくて、職場体験などの行事も全くできない状態です。

 昨年から引き続き、事業所の皆さんにご協力いただいて、子どもたちを受け入れていただく学習が2年連続中止になってしまいました。

 この体験学習は、実は中学生にとってはとても大事な経験だと私は思っています。社会で働く大人と接することは、彼らにとって大きなチャンスでもあるからです。この経験をきっかけに、進学先について真剣に考え始める生徒も多いのです。

 何か、違う形でなんとかできないかと考えていましたが、1年生は福祉について学ぶことになっているので、パラアスリートのお話をオンラインで聞くことができるプログラムがあることを知り、参加してみることにしました。


 今回は、コロナでもできることと、北海道でもできることから、オンライン授業を選びました。

 zoomを使った授業ということで、他の先生方も最初は不安がったのですが、機材もすべて準備して、送ってくださるということだったので、何人か機械をいじれる人がいれば、設置も意外と簡単でした。

 

 当日は、3つの教室で、同時に東京とつないで、50分間のプログラムを実施しました。

 講師の先生も、北海道出身のパラ・ウエートリフティングの選手 戸田雄也さんが務めてくださり、子どもたちも、50分間一生懸命に話を聞いていました。


 子どもたちの感想を読んでみましたが、いつもは作文が苦手な子、あまり感想を書かない子でも、用紙いっぱいに感じたこと、考えたことを綴っていました。こんなことを考えていたんだな、すごいな。素直にこちらも感動。

 オンラインであっても、人と出会うこと、直接話しを聞くことが、こんなにも子どもたちに良い刺激を与えてくれるのだということが、改めてわかりました。

 そして、パラスポーツや、様々な困難に挑戦する人の生き方を知ることで、彼ら自身のものの見方や世界が広がる。このような経験を積み重ねて、本来の「ダイバーシティ」(多様性)を受け入れる素地ができていくのだと思います。


 この授業の次の日、生徒玄関で、登校してくる生徒がパラリンピックのボッチャの話をしているのが聞こえてきました。


「あのな、スゲーんだぞ。ボールが、ピタッと近くまで行くんだ。」

「それ、カーリングみたいなやつ?」

「そんな感じだけど、その人、メダル取ったんだぜ。スゲーよな」

(杉村選手のことだな?)

「今まで、パラリンピックなんて、見たことなかったけど、王子の話聞いて、見てみたら、おもしれかった」

「今日も、見よっかな 俺」

ワイワイ言いながら、教室に入っていきました。

今までこんな話、していたことないよね。

嬉しいなあ。


オンラインで初めて出会ったパラアスリート。

戸田さんの生き方が、言葉が、彼らに勇気を与えてくれました。

彼らに出会ってくれて、ありがとうございます。

この小さな経験の種が、これから大きく育ってくれますように。


戸田雄也選手について知りたい方はこちらもどうぞ。

けっぱれ! 道産子パラアスリート!! 

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