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【御礼】音楽と旅#9〜シューマンとバッハ〜ライプツィヒと音の旅路🎹公演を終えて

ご覧いただき、ありがとうございます!
ピアニストの吉村直美です♪

▪️御礼

先日開催された『音楽と旅#9 』リサイタルシリーズ〜シューマンとバッハ〜ライプツィヒと音の旅路🎹

お陰さまで、ホールに満ちた温かいお客様に始終見守られる中、無事終了いたしました。

お客様に囲まれる配置で
演奏をお届けしました。

梅雨明け直後の極暑の中、貴重な土曜日の午後にお運びいただきました皆さまへ、心より御礼申し上げます。

▪️タイトルに込められた想い

副題にもさせていただいたドイツ・ライプツィヒ。
歴史的も深い音楽の街ライプツィヒには、J.B バッハが音楽総監督(カントール)として大活躍した聖トーマス教会がありますが、

初めて教会内でバッハのオルガン曲を聴いて受けた衝撃の記憶が、今回の『音楽と旅』#9 のコンセプトを成す重要な要素でもありました。

かれこれ20年ほど前でしたが、その時の劇的な感動は、バッハへの畏敬の念、そして、バッハに影響を受けた全てのクラシック音楽作曲家への想いを強くするものへと変えてしまいました。

今回は、同じ街ライプツィヒでバッハに多大な影響を受けながら巨匠ロマン派作曲家となったシューマンの音楽も交えました。

演奏の合間のトークでは、事前に公開された演奏プログラム解説には掲載しなかったライプツィヒでの音楽体験談、そして、作品に対する個人的な想いも交えさせていただきました

自らの記憶と体験を辿りながら、影響し合ったプログラムも入れて組み立てたところ、なんと演奏曲の調性が『ニ短調』に始まり、最後は『ニ短調』で終わっていました。

実際に演奏したプログラム詳細と演奏順序、解説については、こちらの記事からご覧いただけます。

▪️鎮魂のニ短調

解説にも記載しましたが、『ニ短調』は鎮魂を意味する調性でもあります。

例えば、有名な『レクイエム』(=鎮魂)を作曲したモーツァルトとブラームスは、どちらも『ニ短調』という調性になっています。

作曲者J.S バッハとロベルト・シューマン自身は、他の人を想って鎮魂を込めたのかもしれませんが、

2人の大家について知れば知るほど、実は、生前に酷評を受けていたり、大変な苦労を負っていたことも分かり、私自身の想いは、いつの間にか、バッハとシューマンに捧げる気持ちへと変化していました。

また、トークでもお伝えしましたが、この2人の大家の作品を守り抜いた先代の方々に対する感謝の念も、湧き起こっていました

見えないところでの労苦がなければ、ヨーロッパから遠く離れた日本で、名作品に出逢うことは無かったのではないかとも想像します。。

▪️会場と音響

本公演の会場hall60は、天井6mがもたらす音響は、スタインウェイピアノがカテドラルで鳴り響くような印象を持たらしてくれました🎹

明治神宮駅前出口7番から徒歩2分と、アクセスも大変よく、いつかはここで音楽と旅の演奏をお届けできればと願っていました。

▪️アンコール3曲〜御礼を込めて

メインプログラム終演後、熱い拍手を送ってくださった皆さまへの御礼として、
以下の作品をお届けさせていただきました。

1曲目:J.S バッハ / 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第1番 前奏曲 ハ長調
【鎮魂】の『ニ短調』のバッハで始まり、『ニ短調』のバッハで劇的に終わった後、【全ての初まり / 初心に帰る】等を意図とするハ長調を
捧げる思いで、演奏いたしました。グノーのアヴェ・マリアのメロディーが付けられていることでも有名ですが、私個人にとっては、子供の頃、【初めて】バッハに接した思い入れの深い作品でもあります。

2曲目:『夏のさくら』(創作曲)
『さくらさくら』のメロディーから、夏の葉桜をイメージして即興演奏でお届けいたしました。
こちらの演奏については、また、機会をあらためて、触れたいと思います。

3曲目:ショパン / ノクターン 嬰ハ短調 遺作
最も演奏リクエストを多くいただく作品ですが、私個人にとっては、慰めとして人生を支えてくれた曲でもあります。
ショパンの歌曲『乙女の祈り』に同じようなメロディーが出現することから、『祈り』という副題も付けられています。
最後の感謝の祈りを込めて、演奏させていただきました。

▪️最後に

お陰さまでご好評をいただいております『音楽と旅』シリーズ。次回は、来年開催を予定しております。

また違った内容と雰囲気でお届けして参りますので、是非、楽しみにしていただけますと幸いです。

最後に、あらためて、ご一緒いただきました皆様、主催 Office Clarakreisスタッフの皆様、ご後援いただきました一般社団法人サポート・ミュージック・ソサィエティ(SMS)様、そして、全ての関係者の方々へ、心より厚く御礼申し上げます。

ピアニスト 吉村直美
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▪️最後の最後に近況報告
演奏出演にお招きいただきましたオーストリア🇦🇹での『音楽の旅』に向けて集中モードになっております・・🎹✈︎✈︎

頭おかしくなりそうな猛暑から脱したい思いになりながらも、頑張っております・・🥵


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