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音楽先生仲間との話

ある先生の計らいで、
5人のランチパーティをした。
年齢差は50以上。

日本、イタリア、タイ、
そしてウクライナ、アルメニア、ロシアを跨いで来た先生。

バックグラウンドが全く違う音楽の先生達。

皆心が純心で、頭の回転が速く、
「音楽が大好き」優に越えていて、
それと同じくらいに「人間好き」で平和主義。

同じアメリカ、カリフォルニアに住みながら、
それぞれの言葉やカルチャーの違いに思い、迷い、悩み
生涯音楽を続けてきた同志の様な存在。

日本の短歌の話から、ロシア民謡の話、
テキストブックでロシア民謡をロシア民謡と表記されなくなった話、
作曲家の呼び名の発音の話、
トランスジェンダーの話、、、、
トピックは次々と変容して終わりがない。

2年前ウクライナとロシアで戦争が始まった時、
ウクライナの被害ばかりが伝えられた。
そしてその年の「チューリップインハーモニー」
チャリティコンサートでの寄付はウクライナへと決まった。
コンサート直後、参加者のご父兄から
政府の機関への寄付は辞めてほしいとリクエストが入った。
参加者みんなが納得してくれる寄付先を見つけるのは、難しい。

公言した限り、どこへ寄付するべきかずっと迷っていた。

つい先日、ウクライナのためのコンサートというフライヤーが届いた。
民族衣装に身を固めて踊っている写真がポスターになっている。

日本の民謡を習い始めて、民族衣装(着物)と
民族音楽というものの伝統をリスペクトする心を
より感じられる様になったのかもしれない。

このコンサートへ行ってみよう。
そして寄付先はこちらにしよう。
民族をかけて自分の祖国のためにコンサートをする。
3.11の時、「チューリップインハーモニー」が発足した時の気持ちと、
全く一緒だった。

但し、アメリカには、ウクライナ出身の人もいれば
ロシア出身の人もいるし、その両方を跨いで人生を送って来た人もいる。
加害者のロシア人というカテゴリーに入れられて困っている人もいるし、
どちらの国にも親族がいて、どちらの国の傷みも分かる人たちもいる。

国と国との戦争は、人と人との争いになってはいけない。
私たちは、シンプルに地球人同士。

そんな会話の出来る仲間に出会えて感謝。







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