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嬉しい感謝の輪

東日本の大震災から毎年行なっているメモリアルチャリティーコンサート。
今年も4月14日に行う準備が始まった。

2022年の、11回目から、チャリティー先を東日本ではなく、
地元の音楽活動の発展を求めながら、
その時勢の一番困っているであろう人たちへ、
寄付を送ろうというコンサートに変わっていった。

そしてちょうどコロナが明けかけた頃、
ウクライナとロシアの戦争が始まってしまった。

報道されたのは、ウクライナの弱い立場の子供たち。

そのドネーション先は「ウクライナの子供たちへ」と決まり
私たちは2年ぶりのコンサートを行った。
寄付が集まったけれど、確実に届けられるルートがない、、、。
参加者の皆さんからもドネーション先の候補が上がるが、
意見が割れた。

結局その時集まった2500ドルは、銀行に預けたままになった。

そして去年の11月、ロサンゼルスのウクライナの人たちが主催する
ウクライナ支援のコンサートの宣伝が郵便で送られて来た。

ずっと気になっていたウクライナの支援先。
きっとこの人たちは、届け先のルートがあるに違いない!

真意を確かめたくて、コンサートを聴きに行った。

見たことのないウクライナの伝統楽器と音色、
それから他の国々の支援ダンサーや歌手も加わって、
素晴らしいコンサートだったことは、以前のブログにも書いた。

自分が日本の民謡、伝統楽器に触れることが多くなったこともあり、
彼らの演奏する姿に、自分の国への誇りと愛着、同じ物を感じた。。。

受付のお姉さんにも確かめてみる。
確かにコンサートの収益はウクライナのサポートの為に渡るようだ。

その日はそのまま家に帰って、支援金の寄付先を確認。
そして、クリスマスの前に届くようにと
「チューリップインハーモニー」から
「ウクライナ モザイク オーケストラ」へチェックを送った。

自分達の活動の内容、それから下の内容の手紙を据えて。

あなたのオーケストラで、引き続き支援コンサートをするのであれば、
これを資金に更に演奏活動をして役立ててほしい。もしくは、もう活動がなければこのお金は、あなたたちの集めたお金と一緒にウクライナへ送ってほしい、、、。

手紙は届いたんだろうか。
ちょうど気になっていたところ、
先週のミーティング時に
ミュージックティーチャーズアソシエーション(MTAC)の
月に2度ほど一緒に働いているボードメンバーの1人が、
「あなたのグループが夫の所属するオーケストラに寄付をくれたそうね。
すごく喜んでいた」
と話しかけてくれた。

ちゃんとチェックが届いていたこと安堵!
まさか、こんなに近くに関係者がいたなんて!
彼女の旦那さんはコントラバス(ウクライナの弦楽器)の担当だそう。
きっとオーケストラの主催者が、
オーケストラのメンバーみんなに伝えてくれたのだと思ったら、
私たちの思いがまた伝わった、、と本当に嬉しくなった。

そして家に帰ってポストを見たら、
そのオーケストラのディレクターの方から
素敵なTHANK YOU カードが届いていた!
丁寧な手書きのメッセージの中に、
次の私たちのチャリティコンサートで彼らが賛助出演もしたいと、
演奏のオファーもメッセージに書かれていた。

私たち一人ひとりの小さな力、
困った人を助けたいという思い、
平和を想う心、
そんな気持ちがちゃんと届いて
困った時はお互い様、、、と助け合えることが
期待した以上の形で証明されたみたいで、
なんとも言えない喜びが込み上げてきた。

類は友を呼ぶ。。。

これまでと変わらずご支援と共に、
2022年にご協力いただいた皆様へ
事後報告となりましたが、
コンサート開催に至って、ご協力いただきまして、
本当にありがとうございました。

2024年もどうぞよろしくお願い致します。














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