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展覧会&ミュージアムグッズ 何を選んだらいいのか問題 part2

引き続き今回も、美術館・博物館好きなわたしが、展覧会と同じくらい大事にしている、展覧会オリジナルのグッズ&ミュージアムグッズのお買い物にまつわるお話です。

グッズ  とひと言で言っても、大きく分けて3つのパターンがあるなぁというところから

A. 展覧会にまつわるグッズ
B. 美術館・博物館そのものにまつわるグッズ
C. その他

A. 展覧会にまつわるグッズについて主に書いてるpart1はこちらです。

今回も完全に個人的な趣味嗜好にもとづいています。予めご理解の上でおつきあいくださいませー。

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B. 美術館・博物館そのものにまつわるグッズ

わかりやすい具体例をを挙げてみると

・館の外観や収蔵作品の写真で作られたポストカードやクリアファイル
・館のロゴや名前が入ったトートや個包装の焼き菓子
・アイコン的な収蔵作品をモチーフにしたバッジやマグネット
・Tシャツやハンカチなどの服飾小物
・彫刻や仏像などのフィギュアやぬいぐるみ

国公立の大規模な館から小規模の私設館まで、オリジナルで制作・販売されるグッズたちは、本当にバラエティー豊か。
だいたいが定番アイテムとして常に店頭に並んでいると思われ、眺めているだけでも楽しいですね。
また、館の大規模なリニューアルと共にロゴデザインも刷新、新たにグッズを展開!なんてことも度々目にします。

わたしは下手をすると、展覧会の限定グッズ以上に、館のオリジナルグッズ群をしっかり見てしまいます。
特に、旅先で訪れた美術館・博物館は、国内外を問わず。
なんなら旅先で美術館・博物館に行く楽しみといえば、このミュージアムグッズを見るため!と断言しても過言ではないくらいなのです!!!

わたしは館のオリジナルグッズに、その館のセンス、広報活動やブランディングへの姿勢・スタンスを、ついつい垣間見てしまいます。

実際、スタッフの方々がミュージアムグッズの商品企画にどこまで関わっているか、は、本当にまちまちでしょうけども、ついついシビアに見てしまうんですよねぇ・・・。

いまはなかなか旅ができないですが、その反動できっと、旅の価値はこの先ぐぐっと高まると思います。

経営状況の厳しいところが多数かもしれませんが、今のうちに良きオリジナルグッズを生み出して、ファン拡大と、できればEC販売から収益に繋げるしくみを作っといてもらえたらなぁなんて思ったりもします。クラウドファンディング使って受注生産だっていいでしょうし、やり方はいろいろあるのでは、と。(そしてなんならご相談にものりますw)

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わたしがおそらくもっとも長く愛用しているグッズ

なんと約15年前(!) 金沢21世紀美術館で買ったマグカップかと。

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SANNAが設計した円柱状の美術館をイメージしたかたち。内側に美術館の名前が入ってます。たっぷり入るので、スープカップとしても使ってますね。

製造したNIKKOが1908年創業の金沢市の会社だということは、何年もたってから知りました。きちんと地元企業に依頼してるところが素敵です。

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シンプルで飽きのこないデザインですし、手にとるたびに美術館に行った旅のことを思い出します。この時以来、再訪できてないですが、まだ売ってるのかな。


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大英博物館で買って 毎日愛でているグッズも

2018年春に一人旅したロンドン。大英博物館のミュージアムショップで買ってきたこの子たちは、デスクのいつも目に入るところに置いてあります。(紙製の箱も捨てられず 畳んで保管してます。)本当に小さな手のりサイズですが、とても大事なアイテムです。

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このうち アテナ神のフクロウは 好きすぎて 彫刻家 瀬戸優さんのテラコッタ教室で 大きめサイズを作りました。(撮影・瀬戸さん)

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このフィギュアシリーズ、全て大英博物館の有名な収蔵品です。全部で6~7種類あったのですが、確か1個1,000円近くして、他にも本とか買っていたため、さんざん悩んで、残りは必ずまた来て買う!と この3つに絞りました。

他にも、ヴィクトリア&アルバートミュージアムやテート・モダンで、ロゴ入りトートを買って、今でも愛用しています。
本当に心の底からまた行きたいです、ロンドン。


というわけで、館のオリジナルグッズは、展覧会限定のグッズを見て展覧会を思い出すのと同じように、館のことを思い出す装置になりえます。
しかも、愛着を持ってくれれば、たとえ本当にたまにしか訪れてくれなくても、遠い海外で暮らしている人であっても、15年近くも使い続け、覚えていてくれるユーザーがいるかもしれないっていうくらい、超重要かつ心に残るアイテムなのです。

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わたしが高確率で買ってしまう 使えるグッズ5選

さて、あれこれ書き連ねてきましたが、展覧会グッズも館のオリジナルグッズも、結局、何を買うのがおすすめなのか。

買ったはいいけど、使わなければもったいない!を信条に、あくまでわたし比で‘’使えるグッズ“ですが、図録をのぞいてご紹介します!

図録については こちらに熱くまとめてます。図録、言わずもがなですが、ぜひどうぞ。


■ポストカード
やはり外せません。まずはこれ。欠かさずにチェックします。
図録を買っていても、印刷の再現度が高く、飾って眺めたいくらい気に入った作品があれば、購入します。
ポストカードを見て、誰かに送りたくなったときは、購入してすぐ書いて送ることも。あと、大判サイズや活版印刷のもの、印刷に凝っているものも、ついつい手に取ってしまいます。

ちなみにポストカードの整理収納についてはこちらの記事もおすすめです。



■クリアファイル&チケットファイル
クリアファイルは、A4サイズなら、気に入った作品、かつ仕事の打ち合わせの場で使っても差し支えなさそうなデザインなら、わりと買います。

A5サイズの見開きも買いますが、結構便利なのが、さらに小さいA6サイズ。こちら、ほんの一部です。
レシートや領収書、クーポン券などのちょっとした紙ものを入れるのにちょうど良いのです。
バッグの中で行方不明になるのを防げます。

クリアファイルは発色が良いのも魅力なので、気に入った作品ならなおさら、手が伸びがちです。

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チケットファイルは、もちろんチケットや 通帳を持ち出すときにも使ってます。また幅広サイズは、このご時世になる前からマスクケースとして愛用していました。

今は6年前(!)に松屋銀座で行われた「ミッフィー展」で買ったチケットファイルを 予備の使い捨てマスクケースに使ってます。

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誰よりも早くマスクケースとして使っていたのは、わたしでは(笑) まさか本当にマスクケースに名前が変わる日がくるとは!

クリアファイルもチケットファイルも丈夫なので、かなり長持ちするし、よっぽどぼろぼろになるまで使い倒すタイプのため、ポストカード同様、じわじわ増やしてます。


■マグカップ
何人家族だ!というくらいの数をすでに持っているので、本当に本当に自制していますが、よっぽど素敵なものは購入します。

コンスタンブル展の雲のマグは、たまたま在庫があって購入できました。ラッキーでした。

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■しおり
書店のレジに置いてある、展覧会告知&割引券つきのしおりもよく貰って使ってますが、やはりオリジナルグッズの中に素敵なしおりがあれば、買います。
ちなみ最近のお気に入りはこちら。

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昨年夏に平等院鳳凰堂ミュージアムのショップで買いました。ステンドグラスみたいです。音楽を楽しげに奏でる仏像の皆さんが好きすぎて、買わずにいられませんでした。
プラ製の台紙ごと使っていて、今は読みかけの本ではなく、手帳の表紙カバーにはさんでます。
こんな素敵なしおりもあるんですよ~。かさばらないし、リーズナブルな価格なので、本当にちょっとしたお土産としてもおすすめです。


■メガネふき
これ、おそらく皆さま完全に盲点なアイテムかと存じますが、使えます。超絶使えるやつです。
最近は、メガネだけでじゃないですよね、拭きたいものって。スマホ、タブレット、ラップトップPC・・・あらゆる画面を拭くのに大活躍してくれます。

そして、お使いのメガネ拭き、ちゃんと定期的に洗ってますか。
このご時世、衛生管理のためにこまめに洗う方も増えたかもしれませんが、あれ?これ・・・洗ったことあったっけ?なんてことはありませんか。

グッズで売っているものは、しっかり肉厚な生地のものも多いし、どうせ使うならお気に入りのデザインな方が気分が上がっておすすめです。

ちなみに最近わたしが愛用しているのは、数年前にBunkamuraミュージアムで行われた「ソール・ライター展」と、トーハクで行われた「正倉院展」で買ったものです。

かさばらないし、年齢問わず使えるので、しおりと同様、プレゼントにも。

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再掲:展覧会に行くときはマイバッグもお忘れなく!

part1でも書きましたが、大事なことなので、もう一度。
展覧会の特設ショップでも、『ショッピングバッグは有料です』のPOPを見かけることが増えました。
トートバッグをグッズとして販売していることも多々ありますが、余計なお買い物にもなりかねませんし、そもそもグッズを買う・買わないは別として、マイバッグを持っているに越したことはないご時世ですね。


あれ?「C. その他」って説明してなくない?

ですよね。
今回も気づけばここまでですでに約3,000字なので、4/25公開のpart3に続きます!!!

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