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Naomi_Nが2021年7~9月におすすめしたい都内開催の展覧会9選


毎度恒例、わたしが行こうと思っている展覧会を勝手におすすめする、備忘録もかねた 美術館・博物館のご紹介シリーズ。
皆さまの展覧会めぐりの参考になりましたら幸いです。

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※お出かけの際は、ご自身の体調が万全なのはもちろんですが、各館の公式ホームページ等で最新情報をご確認の上、くれぐれも慎重にご判断の上でお願いいたします。
わたしは美術館・博物館を応援する意味でも、対策を万全にした上で、後悔先立たず、会期スタート後はできるだけ早めに足を運ぶつもりです。

これまでの記事はこちらのマガジンで読めます。行った展覧会については、noteやインスタにまとめたレビュー記事にリンクさせてます。ぜひ!!!


ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会

これは外せない!ぜひ観たい!と思っていた展覧会が始まりましたー!!!
「もんぺからサステナブルな近未来まで」っていう見出しは秀逸です。

なぜそんなに観に行きたいと思っていたか。
お洋服の実物資料を大量に観られるから。しかも、日本のファッション文化の変遷は、本当に、世界からみても、特殊で、バラエティ豊かで、面白い、特異だと思うからです。
戦後からのたった数十年で、日本社会が大きく変わっていったように、生活に密着したファッション文化も、本当に本当に、目まぐるしく変わっていきました。
特にここ30年くらいは、流行が移り変わるスピードが格段にアップし、ものすごいことになっていた感覚があります。

そして2020年から今年にかけて。
ほぼ人と会わなくなった世界で、おしゃれをすること、洋服やファッションの意味もまた、これまでになく変化している真っ只中と言えるでしょう。

そういう意味でも、ファッションってアートだ!と魅了されて今がある自分が、この展示を観て、どんなことを感じるのか、楽しみです。

また、わたしは「戦後大衆文化論」って科目を大学で履修予定なのですが、その参考にもなるよ、と早々に観に行ってらした方が教えてくれたので、勉強の意味でも、激混みし始める前にじっくり観たい!と思っています。

この展示を夏休みに観て、ファッションに目覚めたり目指す子どもも多そうだなぁ、なんて。楽しみです。

場所:国立新美術館(東京・乃木坂)
会期:2021年6月9日(水)~9月6日(月)
時間:10:00~18:00/毎週金土~20:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:火曜日
料金:一般 1,700円 大学生 1,000円 高校生 800円  中学生以下無料
事前予約制:なし


ルネ・ラリック リミックスー時代のインスピレーションをもとめて

ガレやドーム兄弟より、ラリックの作品が好きなので、開催がとっても嬉しく、スタートしたら早々に絶対に行くつもりです。

実は昨年2~3月にも、同じ庭園美術館でラリック展が行われたのですが、大学のレポート&テストに追われ(笑) いつ行こうかスケジュールとにらめっこしているうちに、緊急事態宣言→臨時休館。そしてそのまま終了してしまい、しばらく打ちひしがれていました。

庭園美術館のあの美しい空間で、ラリックの作品を存分に楽しめることが、本当に本当に嬉しいです。
昨年の展示同様、北澤美術館蔵の作品も出品されるようですし、体調を万全にして備えておこうと思います。

場所:東京都庭園美術館(東京・目黒/白金台)
会期:2021年6月26日(土)~9月5日(日)
時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:第2・第4水曜日
料金:一般 1,400円 大学生 1,120円、中高生・65歳以上 700円 小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害をお持ちの方とその介護者は無料
事前予約制:あり

サーリネンとフィンランドの美しい建築展

フィンランドのモダニズムの原点を築いたといわれる建築家でデザイナーのエリエル・サーリネンさん(1873-1950)。
大学で知り合った知人らと、フィンランドで設計事務所を立ち上げ、住宅、商業建築、公共建築、駅や都市のデザインとさまざまな施設を手掛けました。

この展覧会では、1923年に渡米するまでの活動にフォーカスして、図面や写真、家具や生活のデザインといった作品資料が展示されるそうです。

先日、アアルト夫妻の展示を世田谷美術館へ観に行きましたが、そこでもサーリネンさんのお名前が出ていましたし、建築の仕事をしている方いわく、とても面白いと思うのでおすすめですよ!とのこと。
わたしはほぼ全く予備知識がない方なのですが、フライヤーがとっても美しくて素敵!だったこともあって、とても興味を持ちました。楽しみです。

場所:パナソニック汐留美術館(東京・汐留)
会期:2021年7月3日(土)~9月20日(月)
時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:水曜日、8月10日(火)~13日(金)
料金:一般800円 65歳以上700円 大学生600円 中・高校生400円 小学生以下:無料
事前予約制:あり


ざわつく日本美術

タイトルも攻めていますが、フライヤーも相当攻めています。思わず2度見しました。確かに、観に来てもらうには、このくらい強烈でスルー出来ないタイトルっていうのも、良いのかもしれません。。。

ある作品を見た時、「えっ?」「おっ!」「うわぁ…」などと感じたことはないでしょうか?
本展では、こうした言葉にならない「心のざわめき」を、作品をよく見るための、大切なきっかけと捉えてみます。
というのも、「いったい私は、この作品のどこにざわついたのだろう?」と考えることで、目の前の作品により一層興味を覚えるからです。(公式サイトより)

このように、いたって真っ当な視点から企画されている展覧会であることがお分かりいただけるかと。でも、章立てのタイトルは、「じろじろする」とか「ざわざわする」とか。

ちなみにこの展示、サントリー美術館の開館60周年記念展なんですよ。
素敵ですよね。
昨年の「日本美術の裏の裏」展なども面白い企画でしたが、この展覧会も、日本美術を楽しく鑑賞できそうで、とても楽しみです。

場所:サントリー美術館(東京・六本木)
会期:2021年7月14日(水)〜8月29日(日)
時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
   (金・土曜日は~20:00まで)
休館:火曜 ※8月24日は18時まで開館
料金:一般 1,500円 大高生 1,000円、中学生以下無料
事前予約制:なし チケットはオンライン購入がおすすめ


生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」

二十歳で浮世絵師としてデビューしてから、九十歳で没するまでの七十年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎。その生誕二六〇年を記念し、代表作である『北斎漫画』、
「冨嶽三十六景」、『富嶽百景』の全ページ・全図が一堂に会する
前代未聞の特別展(特設サイトより)

ということで、美術館ではなく、ホールで行われるとっても面白そうな展覧会です。凸版印刷が関わっているし、企画に携わっている方々も豪華すぎるし、グッズ制作はあのEastさんだし!!!
楽しみしかない展覧会です。

同じミッドタウン内のサントリー美術館「ざわつく日本美術」展とハシゴするしかありませんねこれは。

場所:東京ミッドタウン・ホール
会期:2021年7月22日(木.祝)〜9月17日(金)
時間:11:00〜19:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:8月10日(火)、8月24日(火)、9月7日(火)
料金:大人 1,800円、大学生・専門学校生 1,200円、高校生・小中学生 900円
事前予約制:あり   ※7/7までスーパー早割販売中


木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ

北海道美幌町で生まれ、旭川市で育った藤戸竹喜(ふじとたけき)さん(1934-2018)。木彫り熊の職人だった父親の下で12歳の頃から熊彫りを始め、84歳で亡くなるまで、アイヌ民族として、熊彫りとして、生き抜いた方だったそうです。
わたしはステーションギャラリーでポスターを観て初めてお名前を知った方だったのですが、ぜひ実物の作品を間近で観てみたい!と思っています。

場所:東京ステーションギャラリー(東京・丸ノ内)
会期:2021年7月17日(土)〜9月26日(日)
時間:10:00~18:00/毎週金~20:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:7/19(月)、8/10(火)、8/16(月)、8/23(月)、9/6(月)、9/13(月)
料金:一般 1,500円 大高生 1,000円、中学生以下無料
事前予約制:あり チケットはオンライン購入がおすすめ

特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」&  聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」

どちらの展示も、超絶貴重な機会です。
奈良国立博物館とトーハクとの2箇所で開催されますが、東京ではありがたいことに、7月以降、ちょうど会期が重なるタイミングがあるんです!!!
そこを狙って早めに伺いたい、と思っています。

特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」
場所:東京国立博物館 本館特別5室
会期:2021年6月22日(火)〜9月12日(日)
時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜
料金:一般 1,400円 大学生 700円、高校生 400円、中学生以下無料
事前予約制:あり


聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」
場所:東京国立博物館 平成館
会期:2021年7月13日(火)〜9月5日(日)
時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜
料金:一般 2,100円 大学生 1,300円、高校生 900円、中学生以下無料
事前予約制:あり


【番外編】フランソワ・ポンポン展~動物を愛した彫刻家~

わたし、大好きなんです!フランソワ・ポンポンの動物彫刻が!!!
なので、この展覧会を本当に本当に、3月の情報解禁からずっと楽しみにしていました。

フランソワ・ポンポンさん(1855-1933)は、フランスの彫刻家です。
最も有名なのは、オルセー美術館などにいる、シロクマさんでしょう!

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が、他にもかわいい動物の作品をたっくさん手掛けています。
わたしは特に、鳥の作品群が好きです。

今回はなんと!日本初の回顧展とのこと。この展覧会の巡回をきっかけに、あっという間に日本中にポンポンブームがやってくるんでは!!!

ただ、残念ながら、今のところ東京都内への巡回予定がないんです(泣)
今回は、できればどうにかして京都の京セラ美術館で観たいー!!!と思っています。が、行けるかなぁ、うーん・・・。

また、ポンポン作品と展示はもともと、群馬県の群馬県立館林美術館が充実しているので、いつか旅行もかねて観に行きたい!とずっと思い続けていました。群馬で開催予定の巡回展は、おそらくこの美術館が会場になると思うので、京都に行けなかったら、群馬でかなぁ。いつになるのか・・・。

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ということで、今クールは9つと少なめです。

今回、情報をまとめていて気になったのが、チケット代。感覚値ですが、以前の相場より、概ね200円前後くらい値上がりしていると思いました。

予約制や外出自粛で、当社の想定以下の来館者数になってしまっても、館を運営する必要経費はほぼ変わらずかかってきます。こうなるよなぁ…と。


個人的には、ありがたいことに7月にかけて非常に大きめのお仕事の山がやってきそうでして、無事に行けるかどうかは、今月の自分にかかっていると言っても過言ではありません。

体調を万全にし、1日1日、しっかり仕事します!!!
あぁ、どこでもドアが本当にほしい。

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次の記事は 6月25日(金)に公開します

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