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観てきた!ウィーン・モダン展 at 国立新美術館

現在、大阪の国立国際美術館で開催中の「ウィーン・モダン  クリムト、シーレ  世紀末への道」展。東京で夏に開催されていたときのレポートを書き損ねていたので、今さらかもですが、ご参考に。正直、予備知識ほぼゼロで行ったのですが、とてもよかったんです。

会場:国立国際美術館(大阪)会期:2019年8月27日(火)~12月8日(日)

※終了 国立新美術館(東京)会期:2019年4月24日(水)~8月5日(月)


◎観に行こうと思ったきっかけ

正直ノーマークで、観に行く度低めでしたが、7月初め、『学生限定で鑑賞できるイベントがあるって~』と、大学の学芸員課程のメンバーに教えてもらいました。午後から仕事をお休みして美術館に行ってみると・・・なんと休館日に学生貸切という贅沢!!!学生証が輝いてみえました。会場内は様々な年齢の学生で賑わっていましたよ。

CSRの一環での取り組みとのことで、主催してくださったキヤノン様、ありがとうございました。

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◎どんな展覧会?

19世紀末~20世紀の初め、オーストリア・ウィーンでは、グスタフ・クリムト(1862-1918)やエゴン・シーレ(1890-1918)、建築家のオットー・ヴァーグナー(1841-1918)、アドルフ・ロース(1870-1933)など各界を代表する芸術家たちが登場、才能を開花させていったすごい時代でした。芸術都市へと発展していくウィーンを、絵画や工芸はもちろん、建築、デザイン、インテリア、ファッション、グラフィックデザインなど、様々な分野から紹介した展覧会です。

前評判ではクリムトとシーレに注目が集まっていた展覧会でしたが、それだけでなく、ハプスブルク家も登場しますし、モーツァルトやシューベルトも登場。建築デッサンや模型、ドレスなどのファッションに関する資料、椅子などのインテリアに食器やカトラリーにいたるまで、この時代のウィーンの歴史と文化の変遷がよくわかって、期待以上の面白さでした。

見どころたっぷりですが、1873年のウィーン万国博覧会にももちろん触れられていました。明治政府が初めて参加した記念すべき回。ここからジャポニズムが始まるのですよね。

また個人的には、東京都美術館で行われた「クリムト展」で心を射抜かれた、ウィーン分離派展のグラフィックがかなりの点数まとまって鑑賞できたのも嬉しかったです。今みても素敵だし強いデザインだと思います。

展覧会の特設サイトのリンクをいつになく貼ってますが、内容が充実していてわかりやすいんです!こちらのコンテンツも面白かったので、よろしければどうぞ。


◎図録&グッズは?

図録を購入しました!!!

装丁がとても凝っていて素敵すぎる上に、中身もわかりやすくてデザインも素敵。「レポートにも使えるこれ!!!」と即決でした。

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会場内で学芸員課程のメンバー2人に偶然出会えて、3人でわいわい言いながら図録を手に取りましたが、他の2人も即決でした。ミニ図録も便利で良いのですが、やっぱりこの大きさと情報量は大判の魅力。4か月経った今も図録を開いては、いい展覧会だったなぁと思い出しています。


◎まとめ

関西の皆さま、会期も後半ですが、ぜひ会場で楽しんでみてください。絵画だけでなく、建築、ファッション、インテリア、そしてウィーンの街の変遷と幅広い展示なので、どこかしら何かしらで面白いなぁと思えるのでは。私はこの展覧会に行って、ますますオーストリア、そしてウィーンに旅行したくなりました。もちろんウィーンミュージアムに行くために!

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