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『致命的な失敗は調子の良い時に犯す。最悪の時の種まきは功を奏す。唯一、断言出来ること。』



半世紀、生きて来て得た教訓。

『致命的な失敗は
 大概、調子の良い時に犯す。
 最悪の時の種まきは功を奏す。』

これに尽きます。

誰でも調子が良い時は
不注意になるものです。

車の運転で
スピードが上がると視野が狭くなるように。
調子良く物事が進んでいると
視野が狭くなるのです。

結果として…
視野の外で起こっていることに
気が回らなくなり、おざなりになって、
そんな時、
将来に繋がる失敗の種が生まれます。

仕事の結果が良く、
発注が増えた時ほど、
今まで以上に注意深く、
仕事相手はもちろん、一緒に働く人や部下に
細やかな気遣いをしなければなりません。

景気が良く、
良い方向に向かって忙しい時。
スタッフは分かってくれているから、
部下がフォローしてくれるから。
そんな思い込みが
スタッフや部下からの不信感に繋がります。

その不信感の種が将来、花開き、
人が離れて行ったり
裏切られたり
致命的な出来事となるのです。

良い時こそ、
今まで以上に周りに気を配り
近しい人を大切にしなくてはなりません。




そして、
最悪な時に頑張り続けた人は
自分でも気付かず、
将来、成功となる種をまいていることが
少なくありません。

人生最悪でも動き続けることが
将来に繋がる種をまくことになるのです。

入社して数年が経過した時、
当初は沢山あったレギュラー番組が
目に見えて少なくなりました。

このままでは、
働き盛りに
レギュラー番組がなくなるかもしれない。

そんな時、
自分の好きなバラエティ番組に何度も見学に行き、
その番組のことを勉強しました。
それと同時に報道デスクに
取材の企画書をいくつも持って行きました。

レギュラーが少なかったからこそ
時間があって出来たことです。

それから数年が経ち、
そのバラエティ番組でタレントさんが
急遽、穴をあけた時、
私に白羽の矢が立ちました。

また、報道の企画書もいくつか通り、
自分でディレクターをして取材。
編集もして番組で放送されるようになりました。

その数年後、
そんな私を見ていてくれたプロデューサーが
夕方ニュースのキャスターに
私を抜擢してくれたのです。

人生が最悪に見えた時、
動き続ければ、
そのうちのいくつかは、
将来に花を咲かせる種になります。

成功の秘訣は、
どんなに最悪でも諦めないこと。

半世紀、生きて来て
唯一、言い切れることです。



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