『ビルマからの皆さんの今様が響きわたりました♫　日本最古で唯一の生身天満宮☆』

皆さーん、
天満宮って、
日本全国にいくつあると思いますか？

な、な、なんと！
およそ1万2000社あるそうです。

ではでは！
その中で、菅原道真公が生きている時に
祀られた天満宮は
いくつあるかご存知ですか？

そもそも、
天満宮と言うのは…

道真公が亡くなった後、
平安京で雷、大火、疫病など天変地異が相次ぎ、
清涼殿への落雷で
左遷に関わった者が次々と亡くなったことから…
雷神となった道真公の魂を鎮めるために
建てられたと言われています。

つまり！
全国の天満宮は、ほぼほぼ全て
道真公が亡くなった後に作られたものなんです。

とは言え、あるんです。
道真公が生きていらっしゃる時に
祀られた天満宮が！！

全国で1ヶ所だけ
京都は園部町に。

それは！

日本最古で唯一の
『生身（いきみ）天満宮』です。

緑陰深く繁った森に守られるように
荘厳な雰囲気に包まれるお社。

菅原道真公は、藤原時平らの策略によって
筑前大宰府へ左遷を命ぜられます。

これを聞いた武部源蔵が、
菅原道真公の後を追い、東寺の正殿で対面。
その時、菅原道真公より
形見として松風の硯に添えて御歌を賜り、
密かに八男である慶能君の養育を託されました。

武部源蔵は慶能君を連れて園部へ戻り、
祠を奉って道真公の帰洛を待ち侘びましたが…
悲しいかな大宰府で亡くなってしまいます。

その後、
この園部の地でかねての霊廟を神社と改め
千年の時を越えて現在に至ります。

全国で唯一、
道真公が生きている時に生祠として祭祀したので、
生身（いきみ）天満宮と称し、
日本最古の天満宮といわれているのです。

そんな由緒ある『生身天満宮』の夏越の祓にて
今様の奉納しました。

まずは日本今様謌舞楽会のお家元と、
歌と舞を奉納する私たちをお祓いして頂きます。

この日は日本語学校で言葉を学ぶ
ビルマからの大勢の若い学生さんたちが
舞を見守ってくれました。

そして、
いよいよ奉納の舞が…

興味津々のビルマからの学生さん。
なんと！舞の後、
七五七五の四節である今様謌づくりに挑戦♫

学んだばかりの日本語を駆使して
素敵な今様謌が沢山集まりました。

自分が作った今様を
石原さつき第二代お家元が読み上げ、
謌に即興で舞がつけられると、
大喜びで感涙にむせぶビルマの学生さんも
いらっしゃいました(o^^o)

記念撮影も皆さんご一緒に！！

素晴らしい日本の思い出になっていたら、
これ以上のことはありません☆

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