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外国人観光客が喜ぶ日本食の魅力を伝える英語#5 「蕎麦」

最近は円安が続いていますね。
インバウンドの流れはこれからも続いていきますよね。
日本人としては外国からの観光客を相手に何か売ってみたくなりますよね。
皆さんそういう経験はありますか?

おみやげ編に続き、インバウンドの観光客に人気の和食について、
英語のポップ案をお届けしたいと思います。

外国人観光客に和食について説明するときなど、参考にしていただけるとうれしいです。

本日ご紹介したいのは
【蕎麦】

「蕎麦」は、外国人観光客の「食べたい和食」として、大人気の料理です。
海外の日本食レストランでも、人気の定番メニューになっている蕎麦ですが、中でも一番人気はざるそば。のどごしの良さや、だしのきいたそばソースにディップするといった食べ方も、外国人には印象的なようです。次に人気なのが天ぷらそば。特に海老天ぷらそばは、食事にボリューム感を求める外国人観光客の満足度を爆上げしています。

日本の伝統食として国内外で知られている蕎麦ですが、驚くことに、蕎麦の原料であるそば粉の80%が海外から輸入されています。主な輸入先は中国、アメリカ、ロシアとなっています。

私たちはそば粉と聞くとすぐに「日本式の蕎麦」を連想してしまいがちですが、海外にも「そば粉料理」が存在します。日本の蕎麦とはかけ離れたイメージですが、少し前に日本で大人気になった「ガレット」は、フランスのブルターニュ地方発祥のクレープに似た料理です。その生地は小麦粉ではなく、そば粉で作られています。

ガレット Galette

また、ロシアの「ブレヌイ」は薄いクレープやパンケーキに似た料理で、こちらにもそば粉が使われています。

ソバの実が日本に伝来したのは縄文時代だと言われています。最初は粒のまま粥にしたり、蕎麦粉を「そばがき(そば粉にお湯を加えて餅状にした物)」や「そば焼き餅」などにして食べていました。戦国時代には、蕎麦の原型である「蕎麦切り(そばがきなどを細長く切って麺の形に加工する方法)」が編み出されました。江戸時代に入ると、寺院の茶席などで蕎麦切りが提供されるようになり、その後、蕎麦は江戸を中心にして急速に普及し、庶民の日常的な食物として定着していきました。

蕎麦は他の麺類と同じく炭水化物のため、カロリーが高いというイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし、蕎麦は他の麺類に比べて「ヘルシー」なのは間違いなさそうです。食物繊維を多く含み低糖質な食品であること、また蕎麦のGI値(摂取した食品が血糖値を上げる速度を示す指標)が低いため、血糖値の急激な上昇をおさえてくれます。血糖値が急激に上昇すると脂肪が蓄積しやすく太りやすくなるため、GIが低い蕎麦はダイエットにも良いわけです。

蕎麦はラーメンやうどんと同様、ご当地蕎麦が日本全国で食べられます。個性あふれるご当地蕎麦をぜひ試してみてください!



蕎麦の英語ポップはこちら
Soba" is a very popular dish among foreign tourists as a "Japanese food they want to eat."  The most popular among them is zaru-soba (cold soba noodles). Zaru-soba noodles are their favorite for going down so easily and being tasty with dipping sauce. When looking for a hearty meal, tempura-soba would be recommended.

It is said that buckwheat seeds were introduced to Japan during the Jomon period. At first, buckwheat was eaten as porridge or as "soba-gaki" (buckwheat dumplings). During the warring states period, the prototype of today's soba, "soba-kiri" was developed. Then, from the mid-Edo period, soba rapidly spread and became an everyday food for the Edo people.

Soba, like other noodles, is carbohydrate, so the image of its high calorie content may come to your mind, but soba can be "healthier" compared to other noodles. Soba is high in dietary fiber with low-carbohydrate. It also has a low GI (a rating system that ranks carbohydrates based on how much they raise blood sugar), so it prevents a rapid rise in blood glucose levels. A rapid rise in blood glucose levels makes it easier to accumulate fat in your body and gain weight. That's why soba with low GI is good for dieting.

Like other noodle dishes such as udon and ramen, local soba noodles are available throughout Japan. We hope you will try the different local soba!

日本語訳
「蕎麦」は、外国人観光客の「食べたい和食」として、大人気の料理です。

海外の日本食レストランでも、人気の定番メニューになっている蕎麦ですが、中でも一番人気はざるそばです。のどごしの良い蕎麦を、だしのきいたそばソースにディップしていただきます。ボリュームを求めるなら、海老天ぷらそばもおすすめです。

ソバの実が日本に伝来したのは縄文時代だと言われています。最初は粒のまま粥にしたり、蕎麦粉を「そばがき(そば粉にお湯を加えて餅状にした物)」などにして食べていました。戦国時代には、今の蕎麦の原型である、そばがきなどを細長く切って麺の形に加工する「蕎麦切り」が編み出されました。
そして江戸中期以降、蕎麦は急速に普及し、庶民の日常的な食物として定着していきました。

蕎麦は米や他の麺類と同じく炭水化物なので、カロリーが高いというイメージが思い浮かぶかもしれませんが、蕎麦は他の麺類に比べると「ヘルシー」です。蕎麦は食物繊維を多く含み低糖質な食品であること、また蕎麦のGI値(摂取した食品が血糖値を上げる速度を示す指標)が低いため、血糖値の急激な上昇をおさえてくれます。血糖値が急激に上昇すると、脂肪が蓄積しやすく太りやすくなるので、蕎麦はダイエットにも良いわけですね。

蕎麦は他の麺類と同様、ご当地の蕎麦が日本全国で食べられます。個性あふれるご当地蕎麦をぜひ試してみてください!

次回も、インバウンドの観光客にお勧めしたい和食を、英語のポップ案とともにお届けします。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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