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18日目:黒歴史①〜布団の訪問販売

今日は私の黒歴史とも言うべき、過去の失敗談でも書いてみようかなと思います。

いや、もうホントに、恥ずかしくて忘れたい過去なんですが、もしかしたらnoteに書くことで、何か区切りをつけられるかなという期待を込めて。。(ま、無理だと思うけど)

怖いお兄さん

実家を出て、初めての一人暮らしを始めたころ(23歳くらいだった)のこと。

ある夏の日、玄関のチャイムが鳴り「はーい」と出てみたところ、ちょっとイカついお兄さんが一人立っていた。(夜家に鍵をかけて寝る習慣すらなかった田舎者のため、相手を確認してからドアを開けるなんてことは、実は一度もしたことがなかった)

訪問販売の人「ちょっと今この辺で、布団販売して回ってるんですけど、普段どんな布団使ってるか見せてもらえます?」(見せてくれるよね?的な言い方)
「え、ちょっと、中に入るのは…。」
「別に玄関に持ってきて見せてくれても良いですよ?」
「あ…いや…。」(モゴモゴ、もじもじ)
「じゃあ、うちの布団ちょっと見てもらえます?まずは見てくれるだけでいいんで。」(一瞬、チッという舌打ちが気がしたけど、気のせい?)

玄関に布団を運び入れるお兄さん。そして良い布団だというのを早口で説明。

私もよくわからないながら「あ、そうなんですね〜。」「へぇ〜すごいですね〜。」と相槌を打っていたら

「これ試しに使ってみて、感想聞かせてもらえます?布団一式置いて行きますんで!」
「え、いや、あの、ごめんなさい。そういうのはちょっと…。」

するとお兄さん、急に険しい表情になり大きな声で威圧してきた!!

今でこそ大抵のことには動じない図太いおばちゃんだけれど、さすがにその時はまだうら若き乙女な私。

もう怖くて怖くて。。

とにかく「ごめんなさい!」と言って半ば強引に帰ってもらい事なきを得たけど、いや〜マジ怖かった(泣)

優しいお兄さんたち

その1〜2週間後。

今度は、小柄でふっくらした愛想の良いお兄さんと、その人よりも少し背の高い穏やかそうなお兄さんが、またしても布団を売りにきた。

さすがに私も警戒して対応していたが、「先週こんな人が来たんです。」と怖いお兄さんの話をしたら、「あぁ、それは悪い業者ですね〜。大変だったでしょ〜。」と優しく慰めてくれた。

バカな私はそこで気を許し、お兄さん2人を家にあげ、布団を見せ、布団の打ち直しの申し込みをした。

契約書を書きながら、「本当に大丈夫かな?」とは思ったし、「やっぱりやめようかな。」とも思ったけど、一旦買うと言ったものを買わないと言う勇気がなく、そのまま書類にサインしてしまった。

そして夜、なぜが一緒にお酒を飲みにいくことになり、普通にスナックみたいなところで飲んで家に帰った。(もちろんお兄さんたちの奢り)

遺伝的にお酒に強いらしい私は、アルコールを摂取していても頭はクリアだったので、改めて布団のことを考えた。

「あぁ…私これ、騙されたな。失敗したな…。」と思い、クーリングオフの制度なんかを調べたのだが、その時点ですでに頭を使って考えることに疲れていた私は、「騙された私も悪い。」「これは勉強代だと思おう。」と、常識的に考えたら高すぎる代金にもかかわらず、無理矢理自分を納得させたのだった。

大人な彼氏

翌日(だったと思う)、当時付き合っていた彼に、一連の騒動を伝えた。

当然、然るべきところに相談してクーリングオフの手続きをするようにと言われたが、「もういいの。自分が悪いんだから、月々5000円の支払いするよ。。」と譲らない私。

彼はすごく優しい人だったので、時間をかけてしっかり話を聞いた上で、一生懸命説得しようとしてくれたのだが、最後には

「じゃあさ、一括で払っちゃえば一番安く済むね。そしたら、そんな後ろめたい気持ちで過ごさなくて済むんじゃない?そしてそのお金、オレの貯金使って立て替えるから、ボーナス出た時とかに返してくれたらいいよ!」

と、なんかよくわかんないけど私が納得しそうな提案をしてくれた。(めんどくさくなって諦めたのかも?)

自分で自分に呆れて情けない気持ちになっていたが、たしかに一番良さそうな解決方法だなと思い、そうさせてもらうことに。(いいのかそれで⁉︎)

もうね〜、ホントどうしようもないね、私。バカだな〜。恥ずかしすぎて、さすがに家族にも言えなかった。(ていうか今も言ってない)

ところがその彼とは、4〜5ヶ月後くらいに別れることになってしまった。

ここで「え、お金は?」と心配になった方、ご安心ください!!(誰も心配してないかww)

一応彼とは円満な別れ方をした(話すと長くなるので割愛!ていうか興味ないですよね?w)ので、ちゃんとボーナスが出たあと連絡を取り、「その節は大変お世話になりました!」と言って全額お返ししましたよ♪

そうそう、昔この話(と言っても騙されて布団を買ってしまったことだけ)を夫にしたとき、「たぶんそれ、グルなんじゃない?最初に来た怖い方の人と次に来た優しい人。1回目で探って、こいつは押しに弱そうだとわかったから、2回目の人が来たと思うなー。」と言われたんだけど、確かにその可能性もあるよね…怖すぎ💦💦

教訓

☆とにかく、ちゃんと玄関のドアの鍵はかけるべし

☆生活に必要なものは、自分が欲しいタイミングで買うべし

☆お金の貸し借りは、誰であろうとしないに限る

*どうぞみなさまも(お若い方なんかは特に)、布団に限らず、訪問販売の類にはお気をつけくださいませ

これを機にいろいろと学んだ私ですが、今でも勧誘の電話などが苦手です。

とりあえず話を聞いてしまったりするので、「間に合ってます!(ガチャン!)」みたいなのができないんですよね〜。←ちなみに家電は未だにナンバーディスプレイになってない

なので、最近はもっぱら子どもたちに電話に出てもらうようにし、適当なことを言ってうまく切ってもらってます。(めっちゃ助かる!)

あと、実は他にも、ちょっと危なかったなというような失敗もちょこちょこしてるので、それはまた次回にでも書いてみようと思います。