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19日目:黒歴史②〜井戸端会議の罠

私の黒歴史第二弾ということで、昨日に引き続き、昔の失敗談をご紹介します。

昨日投稿した大失敗よりは軽めの内容ですが、今でも思い出すとゾッとする経験。。

知らない間に、全く見に覚えのない嘆願書のメンバーに入れられていたという話です。

(↓昨日の投稿はこちら)

出会いと井戸端会議

次男が幼稚園に通っていたときのこと。

送迎バスを利用していたのだが、新学期になり、同じバス停のグループに当時年中組だった次男の一つ年下(年少組ね)の男の子が仲間入りした。(引っ越ししてこられたとのこと)

当然その子のお母さんとも、毎日朝と午後に、顔を合わせてあいさつしたりおしゃべりをしたりする関係となる。

もともとこのグループはうちの次男を入れて3人で、バス停までの送り迎えは、たまに父親のこともあるが、ほぼ母親。で、ママさんメンバーは、私の他に、お互いの家を行き来する関係の仲良しのママ友さん(Aさんとしておく)と、そこまで深くかかわりはないが年も近く気の合うママさん(こちらはBさんとする)がいたのだが、新メンバー(Cさん)が入ったためこれで4人となった。

Cさんはたぶん一回りくらい年上で、見るからに自然派!という感じの方。いつもシンプルな服装と髪型、ほぼノーメイク。お宅にはテレビも置いていないとのことだった。(なかなか今の時代ではめずらしいですよね)

初めのうちはあいさつ程度で誰ともさほど深い話はしていなかったが、幼稚園の行事前後で、バスが来るまでの間の雑談中にちょっとした質問などをされるようになり、AさんBさん、私は先輩ママとしてわかる範囲でお伝えしたりアドバイスしたりすることが増えていった。(いわゆる、井戸端会議的なやつね)

また、私とCさんは家の方向が同じだったため、子どもを園バスに乗せたあと、それぞれの自宅へ帰る時などにも話すように。。

しかも、上のお子さん(たしか小学校低学年のお姉ちゃんがいたはず)がうちの長男(当時小3)と同じ小学校に通っていたこともあり(まぁ学区が同じだから当然なんだけど)、そこでも共通点があったしね。

距離感が…

そんなこともあり、たぶんその時のCさんにとっては、同じ幼稚園ママや小学校ママの中で一番話す機会が多く話しやすかったのが私だったんだと思う。そのため、とにかくなんでも疑問に思ったことは私に聞く!みたいなパターンになっていた。

いろいろな話をする中で感じたことだけど、彼女はもともとすごく真面目で、ほんの些細なことでも、一度気になったら自分の納得がいくまで話したいタイプの方のようだった。

なので私も、「ちょっとこのグイグイ感、苦手だな…」「ちょっと重いんだよな…」とは思いつつ、時間の許す限りCさんのお話をよく聞くようにしていたし、少しでも安心してもらえたらという気持ちで言葉をかけたりしていた。

それが良かったのか悪かったのか、そののち、とんでもないトラブルに巻き込まれることとなる。(この時点ですでに、悪かったとしか思えないが…)

トラブル〜嘆願書騒動

少し時間が経過し、翌年のある日のこと。

いつものバス停ママさんたちの井戸端会議の席で、Cさんから、幼稚園の保護者の活動についての意見を求められた。

それまでも

「小学校の行事で出される景品(おまけのおやつ的なもの)駄菓子ってどういうこと⁈」

とお怒りになり

「私、お芋にしたら良いと思うんだけど、どう思う?」

と聞かれたので、私からは「他の担当者と相談してみては?」とアドバイスをしたところ

「あのあと話し合って、景品はじゃがいもに決まったの!」

と勝ち誇ったような顔で報告をされるなんてこともあり、これは慎重に話を聞かねば…と思っていた私。

Cさん曰く

『役員の仕事が多すぎる』『その方達は好きでやってるのかもしれないが、私はやりすぎだと感じる』『ぜひやり方を変えた方が良い』

とのことだった。

彼女が感じていることそのものは、間違っているとは思わないし、私も「役員さんはいつも忙しそうだけど大丈夫かな?」とは思っていた。

ただ、その年その年で役員さんは変わるし、本当にやりたくないなら引き受けないと思うんだよね。(わりと積極的に引き受けてくれる保護者が多い幼稚園だった)

ていうか、自分が役員をやっているわけでもないのに、変えよう!と思うのはなんでなんだろう??

さぁここで、井戸端会議メンバーはどう出るか!ww

まず、私の仲良しママのAさん!彼女は自分の意見をしっかり持っていて、普段ははっきりものを言うタイプの人なんだけど、さすがに相手が相手なので、「役員のことね〜。う〜ん、どうなんだろう?いろんなやり方があって良いと私は思うけど…。」と言葉を濁す。(なかなか上手にかわしたね!)

次にBさん!いつもニコニコしていて柔らかい雰囲気の方!「ごめんなさい、私はそう言うのよくわかんないから…。」(さすがだ。余計なことは何も言わない!こう言う時はそれが一番かも!)

で、最後が私!なんだけど。。

AさんBさんの返事に納得がいかず、二人で歩きながら話している間もずっと、自分の意見に賛同してほしくて仕方がないといった様子で話し続けるCさんを前に、もうただただ「そうなんですね〜。」「(あなたは)そう思うんですね〜。」「私も他のお母さんたちと、役員さん忙しそうで心配だねと話したことはありますけどね〜。」などと、同意とも否定とも取れない相槌を打っていた。

Cさんは自分の家を通り越し、私の家の近くまで来てもなお話し続けた。

私は長い立ち話をどうにかこうにか収めて、自分の家に帰ってきたのだけれど、もう疲労感が半端ないのなんのって。。

ぐったりしつつも、その後はしばらくCさんからその話を振ってくることがなく、落ち着いた日々を送っていたのだが、そうやって忘れかけていたころに、他のママ友さんからこんな話を聞いた。

「ねぇ知ってる?Cさん、幼稚園に嘆願書みたいなの出したんだって!」「しかも、なんかナオちゃん(私)の名前も出されてたみたい。同じバス停のお母さんたちも同じ意見です、とか書いてあったらしいよ?」

え、ちょっと待って、怖すぎるんだけど💦💦

嘆願書って!そんな大ごとにするほどのことでもないじゃん😵

ていうか、勝手に名前出すのやめて😱

幸いにも私はいろいろなママ友さんと交流があり、幼稚園の普段の活動にも積極的に参加していたので先生方も私のことを知ってくれていたため、私がそんなことを言うはずがない、Cさんの嘆願書の内容が怪しいぞと、嘆願書を読んだ方はみなさんそう思ってくれていたよう。(有難いことです、ホント)

なので結局、幼稚園の先生方がCさんとゆっくりじっくり時間をかけてお話をしてくださり、なんとかうまく収めてくれたとのこと。(先生方お疲れ様!っ感じ)

教訓:相手のタイプを見極めて対応すべし!

では振り返りです。

えーと、私が傾聴のつもりでとった行動は、どうやら彼女の思考回路では、全て同意と判断されたようですね、はい。

これから似たようなタイプの方と話をするときには、「あなたはそう思うんですね。でも私はこう思います。」まではっきり言わないといけませんね。

学びました、私。

あやうく反逆者(?)になるところでした。

友達に"聞き上手"とか言われて喜んでいる場合ではなかったんだなとww

たかが井戸端会議。されど井戸端会議。(なんのこっちゃ)

程よい距離を保って人付き合いができると、生きやすいのではないかと思います。

*ちなみにあとで分かったのですが、Cさんがそんなに躍起になって役員の仕事内容を変えたがった理由は、翌年自分が役員をやりたかったから、自分に都合の良いやり方にしておきたかった、ということらしいです。

*で本当に翌年(うちの次男が卒園したあと)、自分から事務局長的なポストに立候補もしたようですが、心配な方向に向かうのが明らかだったため、先生や周りのママたちがていねいに説得し、別の部門の長を任せるということで落ち着いたらしい。