「フレキシタリアン」って何?
2050年の世界人口は100億人まで達するだろう。
そんなこと言われても、
「え……うん、大変そうだね…?」
と言った感じですよね。
私もその数字を聞いた時は、
何が問題なのかイマイチわかりませんでした。
でもフードテックについて調べて行くうちに、
・なぜ代替肉が必要なのか?
・なぜ肉を食べないように世界が動いているのか
その理由が明確になりました。
2050年を迎え、世界人口が100億人になったら、
100億人の胃袋を満たすだけの家畜が足りないんです。
非常に深刻な問題が待ち構えているんです。
その事実を知りました。
つい先日、海月ダンテさんという方のYouTube動画を見て衝撃を受けました。
30分くらいの動画ですが、あまりにも内容がショッキングだったので、あっという間に見終わりました。
その動画のリンクを貼っておきますので、興味のある方は見てみてください。
彼が動画の中で言っていた、
畜産はもはや食物連鎖の中で生きていない。
という言葉が非常にショッキングでした。
ヒトが動物を食べるのをやめれば、
食物連鎖ピラミッドが崩れると思っていたからです。
家畜は非常に狭い納屋の中で「生産」されているんですよね。
その事実を多くの人が知らないという事実。
実際、私もこうして調べなければ知ることはなかったと思います。
でも、今日からすぐに肉を食べない生活なんて無理だよ。
そう思う人が多いことも知っています。
そこで私、見つけたんです。
フレキシタリアンという選択肢を。
「フレキシタリアン」とは、
Flexible(フレキシブル:柔軟な)とVegetarian(ベジタリアン:菜食主義者)を掛け合わせた言葉です。
セミ・ベジタリアンと呼ばれることもあるそうで、日本では「ゆるベジタリアン」と呼ばれるらしいです。
フレキシタリアンの明確な定義はありません。
一週間のうち、半分をベジタリアンで過ごし、残り半分を通常の食生活で過ごす。
こんな感じです。
いかがでしょうか?
これなら始められそうだな、と思いませんか?
もちろんフレキシタリアンという生き方を強制するつもりはありません。
ただ、こんな選択肢もあるよ!ということを伝えたいのです。
農林水産省の食料需給表によると、
2018年度の国内での肉の年間消費量は、
1人当たり精肉の重さで、
・豚肉→約12キロ
・牛肉→約6キロ
・鶏肉→約13キロ
これをガソリン使用料に換算すると、
・豚肉→約40リットル分
・牛肉→約60リットル分
・鶏肉→約20リットル分
これは日本国内のみの量なので、
世界に目を向けると想像を超える家畜が消費されていることになります。
この事実を知り、
個人が年間消費する家畜の量を半分にするだけでも、
環境保護への影響が大きいことは明確です。
最初の一歩として、フレキシタリアンという選択肢は、
とても始めやすいなと思ったので紹介させて頂きました。
既に販売されている代替肉食品も、
とても美味しいものがあるので、
また紹介したいなと思います。
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